星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2011.06.09 Thursday

ディフュージョンフィルター (1)

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    これからの時期は、過去にも星空の写真を殆ど撮っていないので、撮影や後処理に関してお話させて頂こうと思っています。

    第1弾は、「ディフュージョンフィルター」です。



    これは、ソフトフィルターとも呼ばれています。

    星景写真や星座写真では、明るい星を滲ませるためにディフュージョンフィルターをよく使います。
    これによって、明るい星ほど大きく写るので、目で見た感じに近くなって星座の形もよく分かるようになります。
    特にデジタルカメラの画像は、とてもシャープで星像が小さいので、フィルターを使わないと星座が全く分からないほどです。

    副次的に、以下のような利点?も生まれます。
       ・星の色がよく分かるようになります。
       ・レンズの収差などが目立たなくなります。(場合によっては絞り開放でも使えます。)

    この種のフィルターは各社からいろいろな製品が出ていますが、それぞれに特徴があるようです。
    いろいろ調べた訳ではありませんが、以下のものを使っています。
      ・Cokin Filter  → 今日ご紹介します。
      ・LEE Filter  → 明日ご紹介します。



    コッキン・クリエイティブフィルターシステム

    2010年頃まで使っていたのが、「コッキン・クリエイティブフィルターシステム」のPシリーズです。
    Cokinはフランスの会社ですが、ケンコー・トキナーが扱っています。(2011年6月1日に、ケンコーとトキナーが合併しました。)



    フィルターは、素材に光学プラスティックを採用した四角い板状のもので、Pシリーズは83mm角です。
    フィルターホルダーに差し込んで使います。
    写真のホルダーはワイドアングル用なので、モジュラーフードは使えません。

    ソフト系フィルターとしては、効果の度合いによって4種類がありますが、2番目に弱い「ディフューザー1(P830)」を使っています。




    カメラレンズには、アダプターリングを使って、通常のフィルターのようにねじ込みます。

    対角魚眼レンズ等は、フィルターネジが切ってありません。
    そこで、ホルダーを使わずに、レンズの前にフィルターを手で配置して撮影しています。
    星景写真では露光時間が30秒〜60秒と短いので、何とかなります。
    そのうちに横着して、広角レンズでも同様にやっています。(この場合はカメラのフードは使いません。)



    【フィルムカメラでの使用例】

    上が使用しない場合で、下が使用した場合です。
    フィルムでガイド撮影する場合には、ちょうど良い滲み具合いだと思います。
    露光時間が長いのでフィルターホルダーを使うのですが、霜対策のヒーター等が使えないのが難点です。

    [フィルター未使用]

     2003/12/21  FD24mm F1.4→2.8  ガイド撮影(15分)
     Kodak E100S(2倍増感)  トリミング : 90%×90%  山梨県 高根町


    [フィルター使用]

     2003/12/21 23:53  FD24mm F1.4→2.8  ガイド撮影(15分)
     Kodak E100S(2倍増感) DIFFUSER-FILTER使用  トリミング : 86%×86%  山梨県 高根町




    【デジタルカメラでの使用例 (1)】

    上が使用しない場合で、下が使用した場合です。
      ・明るい星が大きく写るので、目で見た感じに近くなり、星の色も良く分ります。
      ・地上の風景もぼやけます。(特に街灯等の明かりは大きく滲みます。)

    星の滲み具合いに関しては申し分ありません。
    でも、地上の風景はもう少しくっきり写したいなあと思うようになってきました。

    [フィルター未使用]

     2004/12/16 22:26  EF16-35mm(16mm) F2.8→2.8  固定撮影(30秒)
     EOS 20D RAW、ISO1600  山梨県 高根町


    [フィルター使用]

     2004/12/16 22:25  EF16-35mm(16mm) F2.8→2.8  固定撮影(30秒)
     EOS 20D RAW、ISO1600  山梨県 高根町  DIFFUSER-FILTER




    【デジタルカメラでの使用例 (2)】

    超広角レンズにフィルターを使うと、星像が放射状に楕円形になってしまいます。
    これは、このフィルターの特性ではなく、全てのディフュージョンフィルターで生じると思います。


     2005/11/30 22:52  EF10-22mm(10mm) F3.5→4.0  ガイド撮影(120秒)  DIFFUSER-FILTER
     EOS 20Da RAW、ISO1600  瑞牆山自然公園




    【デジタルカメラでの使用例 (3)】

    超広角レンズでは、フィルターによってケラレが生じてしまうことがあります。
    これによって四隅が暗くなってしまいます。(写真は明るくして見やすくしています。)
    ただし、フィルターのサイズが大きいこともあって、少しトリミングすればOKな場合が多いです。


     2007/05/21 00:36  Tokina 10-17mm(10mm) F3.5→3.5  ガイド撮影(120秒) DIFFUSER-FILTER
     EOS 20Da RAW、ISO1600  長野県 川上村










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