星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2013.10.08 Tuesday

エンケ彗星とアイソン彗星

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    昨日の明け方に、エンケ彗星とアイソン彗星を撮影しました。

    GPV予報ではちょっと良い感じだったので、星野写真を撮ろうと山梨県のみずがき湖に出かけました。
    しかし21時頃に着くと、星はぱらぱらとしか見えません。
    そのうち晴れてくるだろうと待ったのですが、一進一退の状態です。
    23時近くまで待ったのですが、諦めて高根町に移動しました。
    着くと結構晴れています。
    でも撮影の準備をしているうちに雲が広がってしまいました。
    あれ?どうして?

    晴れ間が広がったのは2時を過ぎた頃でした。



    エンケ彗星(2P)

     2013/10/07 02:34  EF200mm F2.8→2.8  追尾撮影(90秒)  8枚をコンポジット  フィルター無し
     EOS 60Da RAW、ISO1600  山梨県・高根町にて


    縦横共に50%をトリミング


    エンケ彗星は公転周期が3.3年で、現在知られている周期彗星の中で最も周期が短い彗星です。
    しかし意外と好条件で観測できる機会が少なく、今年は実に23年ぶりの好条件だそうです。

    APS-Cフォーマットのカメラと200mm望遠レンズで撮影してみましたが、思ったよりもよく写りました。
    彗星特有の緑っぽい色がきれいですね。
    写真は左側が北になるように構図を設定しています。

    今は「やまねこ座」という目ぼしい星がほとんど無い場所にいるので、見つけられるか心配でした。
    私の赤道儀はまだ自動導入のセッティングをしていないのですよね。
    そこで、とても久し振りに赤道儀の目盛環を使ってみました。
    まず、写野の真ん中付近にふたご座のカストルを入れて、目盛環をカストルの赤経赤緯に合わせます。
    次に、目盛環の数値がエンケ彗星の赤経赤緯になるように、クランプを緩めて赤道儀の両軸を動かします。
    試写を行なったら、ほぼ中央に緑色をした エンケ彗星が写っていました。

    今は地平高度が高いので楽に撮影ができます。
    太陽に近づいていくので、これからもっと明るくなるようですが、地平高度は下がっていきます。
    もっと明るくなった頃に、もう一度撮影してみたいですね。

    なお、リモートライブビューを使ってフォーカス調整を行なったのですが、ちょっと不満の残る結果となりました。
    このレンズはどうも相性が良くないです。



    アイソン彗星(C/2012 S1)

     2013/10/07 04:05  EF200mm F2.8→2.8  追尾撮影(90秒)  8枚をコンポジット  フィルター無し
     EOS 60Da RAW、ISO1600  山梨県・高根町にて


    縦横共に50%をトリミング


    アイソン彗星は、今は火星のすぐ近くにいるので、場所探しの心配はありません。

    エンケ彗星の撮影が終わり、火星が見えてきたので、試写を始めてみました。
    ところが、だんだんと雲が湧いてきてしまい、火星も見えなくなってしまいました。
    30分以上もそのような状態が続いてやきもきしましたが、3時半頃にやっと雲がなくなってくれました。

    火星の左側にアイソン彗星がいるはずなので、カメラのモニターを拡大してみたら、滲みのようなものが見えました。
    これがアイソン彗星ですか?

    とにかく薄明が始まるまで撮影してみました。
    写真は左側が北になるように構図を設定しています。

    コンポジットしても、しょぼいですね。
    近日点通過まであと53日なのに、大丈夫かなあ?
    かなり心配になってきました。

    ヘールボップ彗星は近日点通過の半年ほど前でも、フィルムカメラと85mmレンズでもっとしっかりした尾が写ったのですよねえ。

    1996.10.16のヘールボップ彗星

      1996/10/16  19:20  FD85mm F1.2→1.8  露出5分  トリミング : 90%×90%
      フィルム:FUJI SuperG ACE 400  山梨県・清里にて


    肉眼では見えませんでしたが、双眼鏡では確認できました。
    85mmの中望遠レンズでも、短いながらも尾が写っていたので、並の彗星ではなかったですね。

    まあ、アイソン彗星は太陽に非常に近づくので、大化けを期待しましょう。



    甲府盆地は行きも帰りも雲が多かったです。
    そして朝は、談合坂あたりからずっと小雨が降っていました。
    これを思うと短い時間でも晴れて良かったと考えるべきでしょうかね。

     









    コメント

    こんにちは
    赤道義の目盛を使っての天体導入、これ基本ですね。
    自動導入は全く否定しませんが、こういう手動で探すっていうのがあるから天体観察のワクワク感も倍増すると思います。
    全て勘でやっている超原始的な私が言うのもなんですが…

    アイソンはしっかりとれてますよ!同じ日に撮影しているので、ももんがさんの写真を指針に私の写真も探してみたいと思います(昨日一生懸命探したけどわかりませんでした)。
    蛇足ですが、写真で彗星を探している時に、火星の右下の微光星、なんとフォボスが写ったと思ってびっくりしましたが、星図を見たらちゃんとした星でした(笑)。
    2013/10/08 7:09 AM by 温泉日和
    >温泉日和さん、おはようございます。

    はい、まず基本に忠実にやることの大切さを思い知らされました。
    赤道儀にはこんな便利がものがあるのですよね。

    アイソン彗星は、もう少ししっかり写ると思っていたのですよ。
    まあ、フォーカスが少し甘いにも要因かもしれませんね。

    写真をじっくり見ていると、いろいろなものを見つけたりしますよね。
    2013/10/08 8:00 AM by やまねももんが
    エンケ彗星がカメラレンズの撮影対象になるとは考えてもみませんでした。勉強になります。
    赤道儀の目盛環、GP赤道儀にはあるのに使った記憶がありません。見える対象か、見える星からたどって見つけるぐらいしかやってなかったです。
    現在使っている自動導入のSXW赤道儀には目盛環がありませんが、文パル観測会ではGP、GPDが現役なので、今度チャレンジしてみます。
    2013/10/08 9:29 AM by 悠々遊
    >悠々遊さん、こんにちは。

    私も駄目元で撮ってみたのですが、思っていた以上によく写りました。
    フィルムの時代だったら無理だったかもしれませんね。

    目盛環は私も久し振りに使ってみたのですが、これ便利ですね。
    これを使わなかったら、エンケ彗星は撮影できなかったかもしれません。
    2013/10/08 9:38 AM by やまねももんが
    ご無沙汰しています。
    ヘールボップと比べるのは酷ですが、頼りない姿を見るに心配になっちゃいますね。余りに天文ファンが騒ぎ過ぎていて、そのせいで期待はしていないのですが、肉眼で見えるくらいにはなって欲しいですね。
    2013/10/08 9:15 PM by hana
    やまねももんがさん

    ご無沙汰しています。
    この夜、確か23時前ぐらいですが私もみずがき湖に立ち寄りました。駐車場に着いて空を見上げたら星が全く見えず、すぐにそのまま瑞牆山まで行ったのですが、晴れていたらご一緒できた訳ですね。ちなみに瑞牆山もしっかり晴れたのは午前2時半ごろでした。
    2013/10/09 1:48 AM by Nikon 8cm
    >hanaさん、おはようございます。

    こちらこそご無沙汰しています。
    新しい機材を導入して楽しそうな様子はブログで拝見させて頂いていますよ。

    アイソン彗星は近日点通過まで2カ月を切ったのに、ちょっと情けない姿ですよね。
    大騒ぎされた彗星は意外と駄目だったケースが多いのでちょっと心配です。
    これから太陽にたっぷり炙られて大化けして欲しいです。
    2013/10/09 5:32 AM by やまねももんが
    >Nikon 8cmさん、おはようございます。

    えっ!みずがき湖に立ち寄ったのですか?
    もう少し前後していたら、お会いできたのですね。

    私も星野写真だけなら、最初から瑞牆山へ行ったと思います。
    夜明け前のアイソン彗星を撮ってみたかったので、東側の視界を優先した場所選びをしました。
    出かける前に見たGPV予報では瑞牆山は真っ黒だったのですがねえ。
    2013/10/09 5:38 AM by やまねももんが
    おはようございます。

    エンケ彗星、彗星独特の色が綺麗に写ってますね。
    ISON彗星は、私も心配です。
    仰るとおり、へール・ボップ彗星は近日点接近のずいぶん前から明るく見え写真写りも良かったです。
    岐阜県では、このところ昼間は晴れるのですが夜は曇ってしまい、エンケ彗星もISON彗星もまだ見ていません。
    ISON彗星は、そろそろ眼視でも見える明るさになってきたと思うのですが…。
    太陽に大接近するので、もしかするとラブジョイ彗星のように、彗星本体はバラバラになってしまって尾だけが長く伸びて見えるかもしれませんね。
    2013/10/09 8:58 AM by まっちゃん
    >まっちゃんさん、こんにちは。

    アイソン彗星はちょっと心配です。
    これで肉眼でも尾が見えるようになってくれますかね?
    次の週末は天気が良さそうな予報なので、見れるといいですね。

    へール・ボップ彗星はやはり並みの彗星ではなかったのですね。
    アイソン彗星のように太陽に大接近する彗星は初めてなので、どんなことが起こるのか想像できません。
    ワクワク、ドキドキです。
    2013/10/09 11:19 AM by やまねももんが
     エンケ彗星、11.5等ですが、カメラレンズでこんなに写るんですね。びっくりです。色もしっかりでてるし、さすがですね。私も早く撮りたくなりました。
     目盛環、使ったことがないです(ベテランの方たちに怒られそうですね)。使えるようになりたいんですが、私の赤道義にはついてません。残念!
    2013/10/09 4:23 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    10等よりも暗い彗星を写すことができるなんて、デジタルカメラは凄いですね。
    エンケ彗星ももっと明るくなるようなので、撮影してみて下さい。

    いっこうさんの赤道儀は自動導入機能があるので、目盛環がなくても大丈夫ですよね。
    私の赤道儀は機能はあるのですが、セットアップなど全然していないのですよ。
    でもカメラレンズの写野だと、目盛環を使えば全く問題無いので、これでいいかなと思っています。
    2013/10/09 5:00 PM by やまねももんが
    エンケ彗星もアイソン彗星もまだまだGETできてません。
    もしかしたらもダメだったし(泣
    赤道儀を手動導入すごすぎます。
    アイソン君は火星狙えばいいのですね。
    ベランダからいけるかなぁ。。。
    2013/10/11 11:47 PM by 道端小石
    >道端小石さん、おはようございます。

    エンケ彗星は写野に入れるのは難しいかもしれません。
    アイソン彗星は、今なら火星がとてもよい目印になるのでチャンスですよ。
    昔は自動導入などなかったので、目盛環を使って天体を導入していたのですよ。
    2013/10/12 4:51 AM by やまねももんが

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