星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
ときどき猫ブログや宇宙物理学のブログになります
星空や猫だけでなく、風景や草花などの写真を撮るのも好きです

<< July 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 星野写真はトラブル続き でも嬉しい出会いが | TOP | 庭の木々も色付いてきました >>

2013.10.30 Wednesday

LPS-P2(FF)フィルター有無の比較

0

    今年の初めから、60Daと100mmレンズの組み合わせで、星野写真を撮影しています。
    ケフェウス座の散光星雲(IC1396)を例題にして、LPS-P2(FF)フィルターの有無を比較してみました。

    Raw現像において色合いだけを調整したもので、コントラスト強調等は行なっていません。
    LPS-P2(FF)フィルターを使用したほうが、星雲の写りが良いのが一目で分かると思います。
    暗闇でカメラモニターを見たときは、違いはもっとはっきりと見えました。


    フィルター無し

     2013/10/27 20:42  EF100mm F2.8 Macro F2.8→4.0  追尾撮影(180秒)  フィルター無し
     EOS 60Da RAW、ISO1600  山梨県・みずがき湖にて



    LPS-P2(FF)フィルター使用

     2013/10/27 22:48  EF100mm F2.8 Macro F2.8→4.0  追尾撮影(360秒)  LPS-P2(FF)フィルター使用
     EOS 60Da RAW、ISO1600  山梨県・みずがき湖にて



    これで、少なくとも私の撮影場所ではLPS-P2(FF)フィルターの使用は必須だと分かりました。

    また全体の色合いや星の色がうまく表現できないことを、フィルターの悪影響かと疑っていました。
    でもよっちゃんさんのブログで、EOS6D(赤外フィルター除去改造)とコーワプロミナー350mmF4との組み合わせで撮られた画像を見て、私の疑いは大間違いだと分かりました。
    でもどのように処理していけば良いのだろう?
    まだまだ先は長いです。

    上の2枚の画像のヒストグラムを示します。



    左がフィルター無しで、右がフィルター有りです。
    LPS-P2(FF)フィルターを使うと、2倍強の露光時間が必要なことが分かりました。
    また、山の右裾が広がって山の幅が広くなっているように見えます。
    これが散光星雲がコントラスト良く写っていることに繋がっていると思っています。


    こういうことは、知っている人にとっては当たり前なのかもしれません。
    でも自分で実際にやってみて、とても納得できました。


     








    コメント

    わたしも画像処理で全体が青っぽく(紫っぽく?)なるのはLPS-P2フィルターのせいと疑っていましたが、そうではないのですか。
    裏庭観望所でそれまで写らなかった馬頭星雲が、LPS-P2を付けたら写ったので、これは必須だと今では望遠鏡につけっぱなしにしています。
    2013/10/30 10:30 AM by 悠々遊
    >悠々遊さん、こんにちは。

    LPS-P2フィルターの有無で全体の色合いは違ってきます。
    でもそれは調整可能なので、だいたい同じようにすることはできますよ。
    日本ではもうほとんどの場所で必須になってしまったかもしれませんね。
    これだけ撮影機材が進歩したのに、とっても皮肉な話ですね。
    2013/10/30 11:13 AM by やまねももんが
     こんにちは。
    私は光害カットフィルターって名前で、不要と判断していた安直マニアです(笑)
     いやぁ、これは参考になりました。って、今調べたらた、た、高い。しばらくは「光害カット」って認識でいきます(笑)
    2013/10/30 1:47 PM by 山口のじぃ
    >山口のじぃ様、こんにちは。

    私もできれば使いたくないなあと思っていましたが、
    これだけ差が出るのが分かったので、必須だと判断しました。
    高いけど仕方が無いですねえ(涙)。
    でも山口のじぃ様の撮影環境なら、無くても何とかなるのではないでしょうか?
    2013/10/30 1:57 PM by やまねももんが
    やまねももんがさんは「知っている人」だと思ってましたよ。
    こうやって実感することはとても大事ですね。
    ちょっと似た話ですが、今やいろんな情報がネットなどで集められるわけですが、
    「常識」とされていることでさえ、実はちょっと角度変えてみた方がいいのじゃないか、って思うことあります。
    そういうのは、誰かがやってる事でも自分で試してみるのが大事ですね。
    その点でいえば、よっちゃん氏は自分で考えて新しいものを作り出していますよね。
    そうそう、あの6Dの写真…。
    くやしいくらい美しいですね。
    2013/10/30 9:38 PM by ミッチー
    >ミッチーさん、おはようございます。

    いえいえ、私は知らないことがいっぱいありますよ(苦笑)。
    「基本」はとても大切ですが、「常識」は鵜呑みにしないほうが良いと思います。
    そして自分で確かめる姿勢は貫きたいと思っています。
    ある意味で保守的なのかもしれませんね。
    よっちゃんさんの6Dのオリオン、あれは私にとって衝撃でした。
    あれを目標に色を追求していきたいと思っていますが、永遠に届かないでしょうね。
    2013/10/31 5:55 AM by やまねももんが
    おはようございます。
    色合い以外変更なさっていないのなら、単純に露光不足だと思いますよ。ヒストグラムは半分超えていないとNGです。最低でも1/3ですね、これ以下だと極端に処理が面倒になります。

    色合いに関しては、確かにLPS-P2の方がおかしくなりますが、処理次第かと思います。青の写りが悪くなるので、そのせいで青のコントラストが不足しがちになるんですよね…

    また、これも推測ですが、ヒストグラムから察するに空の暗さは私が普段撮影している場所より暗いのでは??だとしたらLPS-P2はいらないと思いますよ。

    ちなみに、どんなに光害が少なくても、露光倍数は2倍近くなりますし、星雲のコントラストは上がります。
    光害をカット、というよりは単純に光害に相当する波長をカットしているだけですからね。こちらを参考になさってください。
    http://blogs.yahoo.co.jp/shootingstar0234/27935067.html
    2013/10/31 7:36 AM by hana
    >hanaさん、おはようございます。
    貴重なコメント、ありがとうございます。

    露光量に関しては前にも言われていたのを思い出しました。
    この2倍程度は欲しいということですね。
    今はノータッチ追尾でやっているのですが、もっと伸ばしてやってみます。

    仰るように光害だけをカットするわけではなくてある波長帯をばっさりカットしてしまうのですよね。
    だから青の写りが悪くなったり、長い露光時間が必要になるのですね。

    この場所は、天頂付近は結構暗いと思っています。
    さらに空の状態も良かったです。
    2013/10/31 9:27 AM by やまねももんが
     LPS-P2の後継、LPS-D1が発売されました。また、KENKOからもあらたに光害カットフィルターが発売されました。この分野、伸び盛りですね。悲しいかな、それだけ必要とするシチュエーションが増えている、ということですよね。
     LPS-P2がカットする波長を考えた場合、なんとなく、コントラストのアップには露出時間が大きく関係していて、LPS-P2の特性とは関係がないのでは、という気もします。まぁ、よくわかっていないので、なんとなく、ですが(笑。私の環境では必須なのは確かです。
     PLフィルターでも実験希望です。あっ、意味ないか(笑。
     
    2013/10/31 12:26 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    機材が進歩しても、それを星空の環境悪化がほとんど打ち消してしまっていますよね。
    フィルターに関してhanaさんにコメントを頂いて、私は少し勘違いをしていたのかなと考えています。
    いっこうさんのご指摘も同じような意味合いだと感じています。
    星空がそこそこ暗ければ、フィルターを使わずに露光時間を延ばしたりコンポジット枚数を増やしたほうがいいのかなあ?
    2013/10/31 1:23 PM by やまねももんが
    最近あちこちのブログで光害フィルタが話題ですね。
    やまねももんがさんの記事、とても参考になりました。

    私は単なる露出時間の問題ではないと考えます。
    いらない周波数帯の光(光害)をカットしているのですから(特にHαの前後)、コントラストアップは当然でしょう。

    色のことを考えると、フィルターを使うことによって、色調のバランスが崩れてしまう懸念よりも、光害に由来する色をカットするほうがメリットが高いような気がしますよ。

    まぁ、そのへんは撮影地によって、光害の強さが違いますから、状況に合わせて選択していけばいいのでは。

    なーんて、私のような駆け出しには、状況に合わせるような違いがわかる目は持ちあわせていませんです。
    2013/11/03 2:50 PM by まるこう
    >まるこうさん、こんばんは。

    この問題は考えれば考えるほど奥が深いですね。

    ある程度の光害が避けられない場合は、フィルターを使う効果は大きいと考えます。
    このある程度という判断が微妙ですがね。

    夜空が暗い場所で撮影する場合に関しては、またまた迷いが生じています。
    背景が同じような明るさになるように撮影した場合は、暗い夜空の場合でも赤い星雲等はコントラスト良く写ります。
    でも露光時間が2倍ほどかかります。
    だったら、フィルター無しでコンポジット枚数を2倍にしてやったらどうでしょう。
    より強いコントラスト強調に耐えられるはずですよね。
    そして色合いも良くなるのではないでしょうか?

    なーんて、迷える子羊状態になっています(涙)。
    2013/11/03 6:02 PM by やまねももんが

    コメントする









    この記事のトラックバックURL

    http://kai-kuu.jugem.jp/trackback/906

    トラックバック

    ▲top