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2013.11.04 Monday

固定撮影の星景写真 露光時間の比較(続)

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    10/27の晩に山梨県のみずがき湖で撮影した星空写真をご紹介します。

    一昨日(11/2)の記事で、固定撮影において3種類の露光条件で撮影した星景写真を比較してみました。
        ・ISO4000、60秒
        ・ISO2000、120秒
        ・ISO1000、240秒

    今日は前回とは反対側の星空です。
    以下に、同じ条件でRaw現像したものを示します。


    女神像と昇ってきたオリオン    60秒、ISO4000

      2013/10/27 23:25  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(60秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
      EOS 5DMark2 RAW、ISO4000  山梨県・みずがき湖にて



    女神像と昇ってきたオリオン    120秒、ISO2000

      2013/10/27 23:26  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(120秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
      EOS 5DMark2 RAW、ISO2000  山梨県・みずがき湖にて



    女神像と昇ってきたオリオン    240秒、ISO1000

      2013/10/27 23:29  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(240秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
      EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・みずがき湖にて




    プレアデス星団(すばる)のところを等倍で切り出してみました。
    星の軌跡の太さが随分違いますね。
    どうしてでしょう?




    別の写真でも切り出してみました。
    こちらも違いは見られますが、それよりも全体に凄く細いですね。




    今回の例題と別の写真との違いは、写野内でのプレアデス星団の位置です。
    今回の例題ではほとんど端に位置しており、別の写真では中央付近です。
    だから写野の端で星の軌跡が太くなるのは、レンズの収差でしょうね。

    ではレンズの絞りを一定のままで、ISO感度(露光時間)を変えたときの違いはどうしてでしょう?
    今回の比較では、ISO感度を半分にした場合は露光時間を2倍にしています。
    だから地上の風景は同じような明るさで写っています。

    でも星は日周周運動で動いているので、静止している地上の風景とは事情が異なります。

    ある星に着目してみると、その軌跡の明るさを積分したものが(ほぼ)一定になるのではないでしょうか?
    だから露光時間を半分にして軌跡の長さが半分になると、単純な計算では明るさは2倍になります。
    実際はもっと複雑は話でしょうが、、、。
    例えば明るい星では明るさは飽和してしまうので、それが滲みとなって軌跡が太くなるのではと思っています。

    うまく説明できないのですが、少しはお分かり頂けたでしょうか?

    ぐるぐる写真などの比較明合成でも似たようなことが起こります。

    レンズの絞りを一定にして考えると、地上の風景と夜空の明るさはISO感度と1枚の露光時間で決まりますが、星の軌跡の明るさはISO感度だけで決まります。

    またRAWと言えどもカメラ内でいろいろと処理をしているはずなので、その影響もあるのかもしれません。
    なお、撮影時にはいかの機能は全てオフにしています。
        ・長秒時露光のノイズ低減
        ・高感度撮影時のノイズ低減
        ・高輝度側・諧調優先



     








    コメント

    思わず「積分」を調べてしまいました。もうすっかり忘れてます。
    忘れても、いちいち調べるようなことはしなくなりました。
    太さが違う! こんなところまで考察されるなんて…。
    なんだか「出直してきます!」という感じです(笑)
    先日の飲み会では、撮影時の設定が、どこまでRAWに影響与えるのか、って話題になりました。
    ただたんに「付加情報」であって現像時には可変なものは何か、とか、
    設定しちゃったらデータ本体に影響与えちゃうのは何か、とか。
    おもしろいですね〜。
    2013/11/04 8:52 AM by ミッチー
    おはようございます。
    今回の記事はとても興味があります!
    ISOで星の明るさが決まるとすれば
    微光星の写る量とかもISOで調整できるって理解であってますか?
    M31撮った時に微光星がもうすこし少なくならないかなぁと
    思ってたところなんですよ。
    理解が違っていたらこの質問はスルーしておいてください^^;
    2013/11/04 9:29 AM by 道端小石
    >ミッチーさん、こんにちは。

    うまく言葉で表現できなかったのですが、分かって頂けたでしょうか?
    最初は星の軌跡の太さの違いは全く気が付きませんでした。
    ざらつき具合いを比較してみようと切り出してみたら違っていたので、何故だろうとかなり考えてしまいましたよ。

    >撮影時の設定が、どこまでRAWに影響与えるのか?
    奥が深い話ですね。
    ISO感度と露光時間はかなり影響を及ぼすと思っています。
    露光不足と露光過多は修復は困難でしょうね。
    それ以外はあまり気にしたことはありません。
    2013/11/04 9:33 AM by やまねももんが
    >道端小石さん、こんにちは。

    今回の話は、あくまでも固定撮影の場合です。
    追尾撮影の場合は、露光時間を長くすればそれだけ明るく写りますよ。

    微光星に関しては、私もそうなのですが、処理の段階でうるさくしてしまっているのではないでしょうか?
    でも私もどうすれば良いのか悩んでいるところなのです。
    2013/11/04 9:39 AM by やまねももんが
    なるほどなるほど、ISO感度が高いと集光力が大きくなって星が太くなる。これは納得です。
     ここのところ、微光星がうるさいなんていう贅沢な悩み、かかえたことがありません。暗い場所でいつもの光害地と同じように撮って同じように処理すると、大変なことになりそうです。ロックコンサートのスピーカーの真ん前くらいうるさいこと間違いなしです(笑。
    2013/11/05 5:02 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんばんは。

    はい、私も改めて認識しましたよ。
    感覚的には分かっていても、実際に実験してみるって面白いですね。
    意外な発見があったりしますものね。
    2013/11/05 6:02 PM by やまねももんが

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