星空が好き、猫も好き

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2014.01.19 Sunday

昨日の星景写真の画像処理

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    昨日ご紹介した星景写真の画像処理に関してご説明します。
    処理は全てPhotoShopCS5で行なっています。


    下の画像が処理後のものです。  → 記事はこちら





    処理の主な手順を、PhotoShopCS5のレイヤーとして下に示します。
     



    まずは、CameraRaw6によるRaw現像です。
        ・プロファイル : Camera Nuetral
        ・レンズ補正 : 周辺光量補正、色収差の除去
        ・ノイズ低減 : 輝度30、カラー30
        ・トーンカーブ : 軽いコントラスト強調
        ・ホワイトバランス : 色温度4020、色かぶり補正-10
        ・明るさ調整 : 露光量-0.10、明るさ-15、白飛び軽減10
        ・その他 : コントラスト60、明瞭度+20、自然な彩度+10 

    下の画像がRaw現像後のものです。
    星景写真はいつも8bitで出力するのですが、今回は後でコントラスト強調等を行なうために16bitで出力しました。
    今までの星景写真は、ほとんどこれで終わりです。
    星空の状態がとても良かったので、これでもかなりきれいですよね。





    続いて、マスクを用いたレベル補正でコントラスト強調を行いました。
    これは星野写真でいつも使っている方法です。
    画像の最上部がやや暗いので、グラデーションマスクを用いたレベル補正で少し明るくしてやりました。
    冬の銀河(天の川)の部分がぎらぎらした感じになったので、シアンの彩度をかなり下げて、ブルーの彩度を少し上げました。
    この状態が下の画像です。





    続いて、「シャドウ・コントラスト」ですが、これが昨日の記事で新しい技と言ったものです。
    これは通常の写真に使ったことはあったのですが、星空写真に使ったことはありませんでした。
    ところが少し前に、ミッチーさんがブログでこのコマンドのことを書かれていて、何気なく使ってみました。
        → ミッチーさんのブログの記事

    いやあ、このコマンドはなかなかの優れものです。
    今回の星景写真では、メリハリを付けながら地上の風景を暗く潰したくないのです。
    さらに全体をカラフルに仕上げたいのです。
    下に示すようなパラメータで、イメージに近い画像が得られました。
    ただし、まだ各パラメータの意味を十分に理解しているわけではありません。
     

    もちろん、同じ効果を別のコマンドでも実現できると思います。
    でも私はトーンカーブをいくらいじっても同じようにはできませんでした。
    星空写真はシャドウ部の表現がとても重要ですから、簡単に調整できるのはとてもありがたいです。
    また「調整」の「カラー補正」パラメータを大きくすると、色乗りがとてもよくなります。
    まあ弊害もあるのでしょうが、今はとても気に入っています。

    このコマンドは最近の星野写真の画像処理にも使っていますが、そちらのほうが効果が大きいですね。


    下の画像が「シャドウ・ハイライト」コマンドを使ったものです。





    最後に明るさや色合いと彩度を微調整し、
    CameraRawでノイズ低減とフリンジ低減の処理をして終了です。


     








    コメント

    こんにちは
    LRには、ハイライト・シャドウと白レベル・黒レベルという項目があります。この辺をいじるのがレベル調整って奴ですかね?

    私は白レベルを良く使います。明瞭度と併用して天の川の炙り出しに使ってます。ハイライトは夜景が強いと思った時と低空の光害が気になる時に抑えるために使ってます。一方でシャドウや黒は夜空の引き締めで、エッセンス程度で使います。あるいは前景が黒くなりすぎた時の緩和で。

    どっちにしても、その内容や効果が良く分からないで使っている、自分自身は”低レベル調整”なのです(笑)。
    2014/01/19 1:42 PM by 温泉日和
    >温泉日和さん、こんにちは。

    私も詳細な内容は理解していないまま、パラメータをいじくって良さそうなところで使っている状態です。
    結局はどの明るさのところにどれだけの諧調を割り振るかということだと思うのです。
    でもそれをトーンカーブなどで直接いじるのはとっても難しいですよね。
    それを、いろいろと補助してくれるのはとても助かります。
    LR,CameraRaw,Photoshopそれぞれで、またバージョンによっても項目名が微妙に違うようですね。
    2014/01/19 2:19 PM by やまねももんが
    技術の進歩で、いままで見えなかったものが見えてくる、
    そんなことを感じます。
    もちろん、前提として、「多くの情報を持っている画像」というのがあるのだとは思いますが。
    天体写真って、一般の(?)写真としてみると、「失敗写真」だと思うんですが、
    それを補完する様々なコマンドがPhotoshopなり、Camera RAWなりにあるわけですよね。
    それらはやはり、恩恵をもたらすものなのだと考えてます。
    つまり…、まだまだたくさんお宝ありそうだって(笑)。
    2014/01/19 7:59 PM by ミッチー
    >ミッチーさん、こんばんは。

    画像データとしては非常に多くの情報を持っているのだと思います。
    そして画像処理は、その中から自分のイメージに合うものを引き出してきて、同時に(できれば)合わないものは押さえる、という作業だと思っています。
    仰るように元画像の質にも大きく影響されることは勿論です。

    今まではうまくできなかったものが、今回はかなりうまく引き出すことができたかなあと感じています。
    まあ、少し経てばまた満足できなくなるでしょうがね(苦笑)。
    お宝は思わぬところに転がっているのではないでしょうか。
    2014/01/19 8:43 PM by やまねももんが
    撮影で得た多くの情報をうまいこと引き出させる
    とっても奥が深いです。
    シャドウ・ハイライトは私も最近使うのですが
    ここまで微妙なバランスはまだ作り出せないです。
    やまねももんがさんなどが画像編集を
    公開していただけるので非常に助かってます!
    ありがとうございます。
    2014/01/19 10:04 PM by 道端小石
    >道端小石さん、おはようございます。

    画像データから情報をうまく引き出すことができなくて悩むときが多いです。
    本当に奥が深いですね。
    道端小石さんも「シャドウ・ハイライト」をお使いなのですか。
    暗い部分を明るくしたり、明るすぎる部分を押さえたりと、なかなか便利なコマンドですよね。
    今回はさらに少し踏み込んで使ってみました。

    2014/01/20 6:01 AM by やまねももんが
     勉強になります。さすがきちんとしているやまねももんがさんですね。私の場合、感覚だけでやっているので、同じ処理を再現することができません(笑。参考にさせていただきます。
    2014/01/20 1:34 PM by 阪神ファンいっこう
    >阪神ファンいっこうさん、こんにちは。

    同じ画像を見ても、なかなか同じように感じられないのですよね。
    部屋の明るさとか体調や目の疲れなど、いろいろなことが影響するのだと思います。
    だから、できるだけ数値を活用するようにしています。
    もちろん感覚に頼って処理する部分もありますよ。
    2014/01/20 3:38 PM by やまねももんが

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