星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2011.03.31 Thursday

ヘールボップ彗星 (1997.03.30) 続き

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    14年前のヘールボップ彗星です。
    昨日の続きです。



    50mm


      1997/03/30  20:09  50mm F1.8→2.8  露出5分(ノータッチガイド)
      FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 90%×90%  長野県 浪合村

    イオンの尾は、予想よりもやや下向きで、しかも少し曲がっているような気がします。
    何故でしょう?

    いろいろなレンズで撮影しています。
    色をできるだけ揃えようとしているのですが、微妙に異なってしまいます。
    ダストの尾は、どれが本物に近いのでしょうか?



    200mm


      1997/03/30  19:20  200mm F2.8→2.8  露出10分(ノータッチガイド)
      2枚をコンポジット  FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 83%×83%   長野県 浪合村

    イオンの尾は太陽と反対にたなびくはずなのですが、かなり広い角度を有しているのは何故でしょう?
    ダストの尾は濃い部分がかなり大きくなってきて、ますます成長しています。
    普通の望遠レンズで、こんな写真が撮れるのですから、すごい彗星です。



    24mm


      1997/03/30  20:37  FD24mm F1.4→2.0 露出3分(ノータッチガイド)
      FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 62%×90%  長野県 浪合村

    彗星の高度がだいぶ低くなってきましたが、空の透明度が良いので、まだよく見えています。

    気温は−4℃あたりまで冷え込んで、風が強くて、とても寒いです。
    21時過ぎに帰路について、家に着いたら日付が変わっていました。
    でも満足感で一杯です。











    2011.03.30 Wednesday

    ヘールボップ彗星 (1997.03.30)

    0

      14年前のヘールボップ彗星です。

      3月下旬になると、彗星は夕方の空に移り、仕事の都合と天気と空の透明度との戦いでした。

      ここ数日、晴れてはいますが、薄いすじのような雲が多いです。
      彗星は明るいのですが、尾は良く見えません。
      やはり夕方は朝方より条件が良くなくて、太陽に近い彗星は難物です。

      思い切って遠出して、「月間天文」に載っていた長野県・浪合村にある蛇峠山・馬の背に行ってみました。
      ここは標高が1456mありますが、車で登れて見晴らしがとっても良いです。

      16時頃に着いた時には西から切れ目なく雲が流れていましたが、18時半ごろには快晴になりました。
      10人ほどが集まりましたが、福井から5時間かけて来た人もいました。
      そういう私も4時間かけて来たのです。



      24mm


        1997/03/30  19:08  FD24mm F1.4→2.0  露出2分(ノータッチガイド)
        FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 83%×83%  長野県 浪合村

      シリウスに続いて彗星が見えてきました。
      それまで皆で雑談していましたが、それぞれの機材のところへ戻って準備開始です。
      でもまだ北極星が見えてこないので、赤道儀のセッティングが出来ずイライラします。
      なんとか準備が整って、まだ薄明が終わっていませんが撮影を始めます。

      左下の雲の近くの明るい星は水星です。
      フィルムが浮いてしまったようで、中央と左側がピンボケになってしまいました。



      24mm


        1997/03/30  19:36  FD24mm F1.4→2.0  露出5分(ノータッチガイド)
        FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 80%×90%  長野県 浪合村

      雨が朝までにやんで天気が急速に回復しました。
      風が強くてとても寒いですが、透明度が非常に良いです。

      右側が青っぽいのは、スキー場の照明でしょうか?

      夕方の空にまわってからはあまり良く見えず諦めかけていましたが、天気と場所しだいだと痛感しました。
      尾の長さは、ダストの尾が10度、イオンの尾が15度程度でしょうか。
      彗星の右側に ”カシオペア” が見えているので、彗星の大きさが分かるでしょう。



      35mm


        1997/03/30  20:09  FD35mm F2.0→2.8  露出5分(ノータッチガイド)
        FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 90%×90%  長野県 浪合村

      肉眼でもイオンの尾とダストの尾が見え、私の妻は 「いわとびペンギン」 だと言っていました。
      肉眼で見た姿も写真の写りも、この日が最高でした。
      4時間の道程を来たかいがありました。

      この頃はネガフィルムで撮影していました。
      今の機材があれば、どんな写真が撮れたのでしょうね。











      2011.03.26 Saturday

      百武彗星 (1996.03.26)

      0

        2週間が過ぎても、収まらない余震、予断を許さない原発の状況、計画停電等、落ち着かない日々が続いています。
        でも、被災地の皆さんを支援し、一日も早い復興へ向けて、心を一つにして行動することが求められていると思います。
        節約や節電に努め、冷静さを失わないで、日常生活を送ることが大切だと考えています。
        でもあまり萎縮しないことも必要かと思います。


        今日は、15年前の百武彗星の写真を紹介させて頂きます。


        百武彗星は地球に非常に近づいて、とても明るくなり、マスコミでも大きく取り上げられました。

        3/22には、夜空が明るい自宅でも ”うしかい座のアルクトゥルス” の近くにいる彗星が肉眼でも分かり、双眼鏡では短い尾も見えました。
        でも、太陽にそれほど近づくわけではないので、尾は発達しないだろうと高をくくっていました。
        また、学生時代以来ほとんど天文から遠ざかっていたこともあって、本気で見に行くことは考えていませんでした。

        しかし友人から 「凄い尾が見える」 というメールをもらって落ち着かなくなりました。
        会社の帰りにフィルムを買い、意を決して、八ヶ岳山麓を目指して中央高速を走りました。
        前年の12月に車を購入したばかりで、高速道は昼間に1回走っただけです。
        夜の高速道は初めてです。
        星見に適した場所をよく知らないので、とにかく「清里・美しの森駐車場」を目指し、なんとか22時過ぎに無事にたどり着くことができました。

        とにかく凄い彗星です。
        頭部はマイナス等級で、明るくて大きくて、エメラルドグリーンに輝いています。
        イオンの尾が棒のように見え、長さは20度以上あります。




          1996/03/26  時刻不明(22:30〜23:30)  FD24mm F1.4→1.4  固定撮影(露光時間は不明)
          FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 90%×90%  山梨県 清里・美しの森

        地球最接近翌日のこの日は、北極星の10度ほど上に位置し、イオンの尾は ”北斗七星” を突き抜けて伸びています。
        この写真は肉眼で見たイメージにかなり近いと思います。
        美しの森駐車場から少し登った所で撮影しました。
        百武彗星を見に来た人たちが他にもたくさんいて歓声をあげていました。
        木々が赤っぽく写っているのは、坂を登ってくる車のライトに照らされたためです。

        急に出かけることにしたので、カメラと三脚しか持ってきていません。
        しかもブランクが長すぎて、適正な露出時間がわかりません。
        でもネガフィルムなので何とかなるだろうと、固定撮影しました。





          1996/03/26  時刻不明(22:30〜23:30)  FD85mm F1.2→1.2  固定撮影(露光時間は不明)
          FUJI SuperG ACE 400  2枚をコンポジット  トリミング : 60%×60%  山梨県 清里・美しの森

        85mmの中望遠レンズで撮影したものです。
        固定撮影のために露出時間を長くできなかったので、絞りを開放にして撮影しました。
        そのため画像がシャープではありませんが、固定撮影でこんな写真が撮れるとは驚きです。

        3/22から3/24頃にかけて、核の分裂によって彗星が非常に活発になったそうです。
        彗星は何が起こるか分かりません。
        そして、明るい場所で見る彗星と暗い場所で見る彗星は、全く別物だということを思い知らされました。





          1996/03/26  時刻不明(22:30〜23:30)  FD24mm F1.4→1.4  固定撮影(露光時間は不明)
          FUJI SuperG ACE 400  2枚をコンポジット  トリミング : 90%×90%  山梨県 清里・美しの森

        大きな頭部はエメラルドグリーンに輝き、真っ直ぐに伸びたプラズマの尾は ”北斗七星” に届こうとしているのが肉眼ではっきり見えました。
        その尾は写真ではさらに伸びて ”北斗七星” を貫いています。

        ウェスト彗星以来20年ぶりの大彗星は突然やって来ました。
        準備不足で固定撮影しかできませんでした。
        でも夜の中央高速を初めて走って、やっとたどり着いて見た感激は、一生忘れることはないでしょう。

        1時間ほどしたら雲が出てきたので帰りましたが、大満足です。
        前年に引っ越して車を購入したのですが、そうでなければ出かける手段は無かったのです。
        なんてラッキーなんでしょう。
        これで、すっかり天文少年(天文おじさん?)に戻ってしまいました。




        15:25 | 彗星 | comments(0) | - | - | - |







        2011.03.24 Thursday

        ヘールボップ彗星 (1997.03.24)

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          14年前のヘールボップ彗星です。


          24mm


            1997/03/24  18:57  FD24mm F1.4→2.0  固定撮影(1分)
            FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 75%×75%  長野県 富士見町

          3月も下旬になり、これからは夕方に彗星を見ることになりました。
          今までの場所は西側が明るいので、富士見町で見つけた農道の脇で撮影しています。

          冬型の気圧配置になって、一日中快晴です。
          特に朝は、1年に1回あるかないかの透明度の良い空でした。

          彗星は18:25ごろに確認できました。
          彗星の右上には ”カシオペア” が見えています。
          しかし19時を過ぎると、満月が昇ってきて、かえって見づらくなってしまいました。

          近くの工房の車(写真の右下に写っています)が来たのですが、道端の三脚を見てバックで戻ってくれました。











          2011.03.22 Tuesday

          1年前の星空 (2010.03.22)

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            収まらない余震、予断を許さない原発の状況、計画停電等、落ち着かない日々が続いています。
            でも、被災地の皆さんを支援し、一日も早い復興へ向けて、心を一つにして行動することが求められていると思います。

            まずは、今出来る事を精一杯しようと思います。
            節約や節電に努め、冷静さを失わないで、日常生活を送ることが大切だと思います。
            でもあまり萎縮しないことも必要かと思います。

            またきれいな星空を楽しめるように、頑張りましょう。


            さて、昨日の続きです。



            おおぐま、こぐま


              2010/03/22 00:05  EF15mm F2.8→2.8  ガイド撮影(60秒)
              Cokin DIFFUSER-1 Filter  EOS Kiss X3  山梨県・高根町  トリミング : 98%×98%

            ”北斗七星” が空の高いところにいます。
            ”カシオペア” は、燃えている雲の中でしょうか?
            ”こぐま” もしっぽが炙られていますねえ。

            寒気のために八ヶ岳に雲がかかり、それが清里のスキー場の照明に照らされているのです。
            野生動物への影響等は大丈夫なのでしょうか?



            沈みゆくふたご


              2010/03/22 00:14  EF15mm F2.8→2.8  ガイド撮影(60秒)
              Cokin DIFFUSER-1 Filter  EOS Kiss X3  山梨県・高根町

            西の空の様子を対角魚眼レンズで写しました。

            ”ふたご” が軟着陸の姿勢で高度を落として行きます。
            その左上には明るい ”火星” が見えます。

            空が緑色になっているのは、入笠山スキー場の照明のためで、空の透明度が今ひとつなので影響が大きく現れています。

            本当は夜空はどんな色なんでしょうか?
            夜空は暗くて、人間の目では色が分かりません。



            昇ること


              2010/03/22 00:22  EF16-35mm(29mm) F2.8→2.8  ガイド撮影(60秒)
              Cokin DIFFUSER-1 Filter  EOS Kiss X3 山梨県・高根町

            ”こと座” の全景が雲の上に出てきました。
            ガイド撮影で拡散系フィルターを使っているので、星はいい感じに写っています。
            でも地上の風景がぼやけてしまっています。

            この時期のこの方向の雲、ヘールボップ彗星のときもそうだったのを思い出します。
            あれからもう13年も経って、機材も撮影方法も大きく変わりました。



            昇るさそり


              2010/03/22 01:14  EF16-35mm(16mm) F2.8→2.8  固定撮影(300秒×5枚)
              比較(明)で合成  EOS Kiss X3  山梨県・高根町

            南東の空に ”さそり” が昇ってきました。
            見えている小高い山は茅が岳でしょうか?

            この方向はとても明るいので、1枚の露光を半分にしたのですが、それでも明るいですねえ。
            肉眼では全く分からなかったのですが、富士山がかすかに写っています。
            星像が不規則にぶれているのですが、この頃は風はかなり収まっていたので、原因は何でしょう?
            どこかが緩んでいたのでしょうか?

            あれこれ撮影していると時間がすぐに経ってしまい、もう1時半です。
            わし座のアルタイルが昇ってくるのを待って ”夏の大三角” を撮影したい気もしたのですが、、、。











            2011.03.21 Monday

            1年前の星空 (2010.03.21)

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              今回の大震災で、考えさせられる事がいろいろとありました。

              今日は少なくとも昼過ぎまでは計画停電はないそうです。
              でも、
              少しずつ節電をして生活しています。
              今まで、贅沢しすぎていたんだってつくづく思いました。


              しばらくは星空を見に出かけないだろうから、フォトアルバムから写真を紹介させて頂きます。


              ご紹介するのは1年前の星空です。
              この日は、低気圧が猛烈に発達して、春の嵐と黄砂をもたらしました。
              でも、昼ごろから風向きが変わって、夕方にはきれいな青空になりました。

              いつもの高根町に22時少し前に着きましたが、雲が多いです。
              寒気が流れ込んでいるためですが、おまけにとても強い西風が吹いています。
              ときどき顔に何かが当たるのですが、ライトを点けてみると雪が飛んできていました。

              でも1時間ほどすると、雲もだんだん少なくなって、風も少し収まってきました。



              沈むオリオンとおおいぬ


                2010/03/21 21:57  Tokina 10-17mm(13mm) F4.0→4.0  固定撮影(60秒)
                EOS Kiss X3  山梨県・高根町

              着いた時にはこんな状態でした。
              月(月齢5.7)も雲に隠れています。
              西風が非常に強いので、カメラ三脚ではなくて、赤道儀(EM10)を組み立ててカメラをセットしました。

              西の空に沈んでいく冬の星座を撮りたかったのですがダメですね。
              でも、こんな写真も後から見れば、結構良いかも。



              八ヶ岳とぎょしゃ


                2010/03/21 23:13  Tokina 10-17mm(13mm) F4.0→4.0  固定撮影(600秒×3枚) 比較(明)で合成
                EOS Kiss X3  山梨県・高根町

              八ヶ岳の左側に ”ぎょしゃ” が沈んでいこうとしています。
              その左上には ”ふたご” と ”火星” が続いています。
              八ヶ岳だけは雲がかかっていて、清里スキー場のオレンジ色の照明に照らされています。
              寒気が入ってくると、八ヶ岳にはこのように雲が湧きます。
              清里あたりでは小雪が舞っているでしょう。

              連続して5枚撮影したのですが、雲がだいぶ少なくなった3枚を比較(明)で合成しました。











              2011.03.18 Friday

              ヘールボップ彗星 (1997.03.18)

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                大地震から1週間が経ちました。

                被害の甚大な地域の状態を見るたびに、言葉がありません。
                ここ数日の寒さも加わって、本当に耐え難い状態だと思います。
                また福島原発も危機的な状況が続いており、現場で作業なさっている方々のご苦労は計り知れません。

                私も、計画停電や、それによる会社の休業等で混乱しています。

                そんななかで、あえて14年前のヘールボップ彗星の写真を紹介させて頂きます。
                こんな星空をまた楽しめるように、できることから頑張ろうと思っています。



                24mm


                  1997/03/18  4:30  FD24mm F1.4→2.0 露出5分(ノータッチガイド)
                  FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉町  トリミング : 80%×90%

                背景にカシオペア座が写るようになってきました。
                低空にはいつもの雲がたなびいています。
                気温は−3℃。
                そろそろ明け方での観望も終わりになります。
                期待通りに成長し、十分に堪能できました。

                場所は相変わらず道端で、近くにある民家も写っています。
                ここに住んでいれば毎朝見れたのになあ。
                自宅から片道130キロ,2時間。
                これを遠いと思うか、近いと思うか、、、。



                85mm


                  1997/03/18  4:19  FD85mm F1.2→2.0 露出5分(ノータッチガイド)
                  FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉町  トリミング : 80%×90%

                地平高度がだいぶ低くなってきて、85mmのレンズでも地上の風景が入り込むようになりました。
                尾が左寄りに傾いてきて、ダストの尾も左側になってきました。

                カメラをもうちょっと左に向ければ良かったですねえ。
                (イオンの尾はファインダーでは見えないので、どうしても見えている明るい部分を真ん中にフレーミングしてしまいます。)



                200mm


                  1997/03/18  4:25  200mm F2.8→2.8 露出10分(ノータッチガイド)
                  FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  トリミング : 75%×75%  2枚をコンポジット

                ここ数日でダストの尾が急激に成長したようです。
                それと共にダストの尾のなかにシンクロニックバンドが現れたとのことです。
                (この写真は写りが良くないので、鮮明には見えません。)



                24mm


                  1997/03/18  4:58  FD24mm F1.4→2.0 固定撮影(1分)
                  FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉町  トリミング : 80%×90%

                季節の移りと共に、夜が明けるのが次第に早くなり、撮影が5時前に終了するようになりました。
                彗星の地平高度がだいぶ低くなってきて、この日が朝方の観望の最後になりました。











                2011.03.12 Saturday

                ヘールボップ彗星 (1997.03.12)

                0

                  14年前のヘールボップ彗星です。

                  ヘールボップ彗星を撮影するために、3/11の深夜(日付が変わって3/12ですね)に中央道を走っていました。
                  笹子トンネルを抜けて勝沼の手前ですが、右側の山が真っ赤でした。
                  山火事です。
                  夜の山火事で、しかも中央道のすぐそばなので、とてもびっくりしました。

                  3月になったというのに、冬型の天気が続いて空気がとても乾燥しています。
                  でもそのおかげで、きれいな星空と彗星の姿が堪能できるのです。



                  24mm


                    1997/03/12  4:40 FD24mm F1.4→2.0  露出4.5分(ノータッチガイド)
                    FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  トリミング : 80%×90%

                  彗星は、”はくちょう座” の左下にいます。

                  寒気のために、八ヶ岳の東側に雲が湧きます。
                  高根町の農道ではちょうど彗星の方向になるので、少し戻って道端で撮影しています。
                  こんな時間なので、車はまず通りません。



                  35mm


                    1997/03/12  4:29  FD35mm F2.0→2.8  露出10分(ノータッチガイド)
                    FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  トリミング : 80%×90%

                  太陽との距離がついに1天文単位を切り、近日点通過まであとわずかです。
                  この2ヶ月間は極めて順調に成長し、期待通りの大彗星になりました。

                  20年以上も前に買った35mm広角レンズを引っ張り出して使ってみました。
                  これだけの大彗星になると、どんな画角のレンズでも絵になりますねえ。



                  85mm


                    1997/03/12  4:44  FD85mm F1.2→2.0  露出7分(ノータッチガイド)
                    FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  トリミング : 80%×90%

                  近日点に向けて地平高度が低くなってきました。
                  でも、それにも負けずに、日に日に成長しているのが分かります。

                  ここまでは極めて順調に成長してきましたが、この後に劇的な変化はあるのでしょうか?



                  200mm


                    1997/03/12  4:05  EF200mm F2.8→2.8  露出10分(ノータッチガイド)
                    FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  トリミング : 80%×90%

                  今日は4種類のレンズで撮影しました。
                  FDレンズとEFレンズは別々のボディなので、カメラは2台です。
                  赤道儀(EM10)にマッチプレートを付けて、2台のカメラを載せて、自動追尾(ノータッチガイド)しています。



                  24mm


                    1997/03/12  5:12  FD24mm F1.4→2.0  固定撮影(1分)
                    FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  トリミング : 80%×90%

                  日の出まであと40分ほどです。
                  星がどんどん消えていきますが、彗星はいつまでもキラキラと輝いていました。











                  2011.03.12 Saturday

                  昨日の大地震

                  0

                    私の住んでいる地域もかなり大きく揺れました。
                    いつ収まるのか不安になるほど、とても長い地震でした。

                    兄弟猫のうち、弟が見当たりません。
                    庭に面した窓が揺れで開いてしまったので、外へ出てしまったのかと探しまくりました。
                    テレビ台の裏に潜んでいるのをやっと見つけました。

                    棚などから物がいろいろ落ちました。
                    今まで経験した中で最も強い地震です。
                    その後も大きな余震が続き、その度に猫たちは怯えてうろうろしています。

                    私はたまたま自宅にいたので、帰宅難民にならずに済みました。

                    幸いにも停電等はなかったので、テレビのニュースをずっと見ていました。
                    時間と共に少しずつ様子が分かってきていますが、どれだけの被害になるのか想像もつきません。
                    津波の本当の姿と恐ろしさを初めて知りました。

                    どうかこれ以上被害が拡大しませんよう、心からお祈り申し上げます。










                    2011.03.09 Wednesday

                    ヘールボップ彗星 (1997.03.09)

                    0

                      3月,4月は大きな彗星が現れることが多いように思います。

                      ヘールボップ彗星のピークも3月から4月でした。
                      1997年ですから、もう14年も経つのですね。

                      前年の10月から5月の初めまでの8ヶ月に亘って追いかけました。
                      場所探しも含めて半年で15000キロほど走ったでしょうか。
                      連日のように給油に行くので、ガソリンスタンドの人に訳を聴かれたほどです。

                      彗星が明け方に見えている時は、夜中過ぎに出かけて、帰宅してすぐ会社に行くという日々が続きました。
                      今ではちょっとできませんねえ。

                      これから5月初めにかけて、ヘールボップ彗星の写真をときどき紹介したいと思います。


                      24mm


                        1997/03/09  4:44  FD24mm F1.4→2.0 露出6分(ノータッチガイド)
                        FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  トリミング : 80%×90%

                      彗星の核よりも先に尾が昇ってくるのが見えました。
                      明るさはべガと同程度でしょうか?
                      八ヶ岳南麓特有の雲が流れ、スキー場の明かりに照らされています。

                      肉眼でダストの尾が5度程度見え、左側にイオンの尾もうっすらと見えます。
                      双眼鏡では尾がすじのように見えます。

                      彗星の上に見える明るい星は ”はくちょう座のデネブ” で、その下に北アメリカ星雲が写っています。



                      200mm


                        1997/03/09  4:33  EF200mm F2.8→2.8 露出10分(ノータッチガイド)
                        FUJI SuperG ACE 400  山梨県 大泉村  2枚をコンポジット  トリミング : 80%×90%

                      左側がイオンの尾で、数日前よりも明るくなったような気がします。
                      右側がダストの尾で、淡い部分はどこまで広がっているのでしょうか?


                      まだデジタルカメラが無かったころで、FUJI SuperG ACE 400 というカラーネガフィルムを使っていました。
                      このフィルムは、感度,ラチチュード,散光星雲(Hαの輝線)の写り、のどれもが優れており、とても使いやすかったです。

                      なお、周辺減光がひどいので、少し大きめにトリミングしています。











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