2011.05.30 Monday
川上村にて 木星のいるさそり座 (4年前の星空)
4年前の星空です。
長野県の川上村へ出かけましたが、空の透明度が良くて、銀河(天の川)がとても良く見えました。
この年は、明るくてカラフルな銀河(天の川)に木星が加わって、さそり座付近は凄いことになっていました。
昇る夏の銀河
2007/05/20 23:48 EF15mm F2.8→2.8 固定撮影(10分) Kodak E200
長野県 川上村 トリミング : 90%×90%
対角魚眼レンズを使って、”さそり” から ”夏の大三角” までの銀河(天の川)を撮影しました。
最近は、デジタル一眼レフカメラを小さな赤道儀に載せて星景写真を撮り、フィルムカメラを三脚に載せてリバーサルフィルムで固定撮影しています。
リバーサルフィルムの透明感のある発色はとても好きなんだけど、いつまで市場に供給されるんでしょう?(最近、このフィルムの製造中止がアナウンスされたようです。)
さそり座、いて座
2007/05/21 00:25 EF16-35mm(21mm) F2.8→2.8 ガイド撮影(60秒) DIFFUSER-FILTER
EOS 20Da RAW、ISO1600 長野県 川上村
ズームレンズの焦点距離を少し長めにして、”さそり座” と ”いて座” のツーショットです。
定番の構図ですが、今年は強烈に明るい木星(−2.6等)が割り込んでいます。
さそりのしっぽは、一部が木立に隠れてしまっています。
少し移動すると全形が見えるのですが、木立がいい感じにシルエットになるので、この構図を選びました。
夏の銀河
2007/05/21 00:36 Tokina 10-17mm(10mm) F3.5→3.5 ガイド撮影(120秒) DIFFUSER-FILTER
EOS 20Da RAW、ISO1600 長野県 川上村 トリミング : 94%×94%
無理してディフューザーフィルターを使ってみましたが、隅が少しケラれてしまったので、トリミングしました。
地上の風景も写しこんだ「星景写真」では、銀河(天の川)があまり立ち上がってこないときの方が写しやすいです。
かなり満足できる写真が撮れました。
夏の銀河
2007/05/21 00:50 EF15mm F2.8→2.8 固定撮影(10分) Kodak E200
長野県 川上村 トリミング : 90%×90%
フィルムカメラ+対角魚眼レンズでは、”さそり座” や ”いて座” から ”夏の大三角” までを余裕で写すことができます。
今日は、固定撮影でも銀河(天の川)がよく写りました。
星の写真の出来栄えは、ほとんど空の状態(暗さと透明度)で決まってしまいます。
さそり座といて座
2007/05/21 01:47 EF16-35mm(16mm) F2.8→2.8 ガイド撮影(60秒) DIFFUSER-FILTER
EOS 20Da RAW、ISO1600 長野県 川上村
”さそり” は高度があまり変わらずに、木立の上を横に動いていきます。
銀河(天の川)が最も太くて明るい部分が、銀河系の中心方向だそうです。
そう思って見ていると、銀河系の渦巻きの中にいるような気にもなってきます。
銀河(天の川)の中には、さまざまな形の暗黒星雲が見られます。
木星のすぐ左には、ロバの姿に似た暗黒星雲があります。
夏の銀河(天の川)
2007/05/21 02:08 EF15mm F2.8→2.8 ガイド撮影(60秒) DIFFUSER-FILTER
EOS 20Da RAW、ISO1600 長野県 川上村
天の川が立ち上がってきてよく見えるようになったころには、 ”さそり” はすでに沈みかけています。
”さそり座” や ”いて座” から ”夏の大三角” あたりの天の川は、明るい部分が2本に分かれていて、西側のものは写真の中央付近で切れているのが肉眼でも分かりました。
中央付近から ”こと座” を貫くように、飛行機の光跡?が写り込んでしまいました。
わずか60秒の露光時間なのですが。