オメガ星団は木々の向こうでした
3/27の星空写真です。
少し前(3/20)に「オメガ星団の季節です」という記事を書きました。 → 記事はこちら
そこで久し振りに撮影しようと思って、この日は見晴らしの良い野辺山高原を選んだのです。
しかし、、、。
オメガ星団を探して
2012/03/28 00:36 EF200mm F2.8→2.8 ガイド撮影(60秒)
EOS 5DMark2 RAW、ISO1600 長野県・野辺山高原にて
巨大な球状星団であるオメガ星団を探したのですが見つかりませんでした。
南側はかなり開けているのですが、南中高度の8度を甘く見ていました。
高度は「υ1 Cen」と「ζ Cen」の間なので、木立に隠れていたようです。
さらに、写真の右端よりさらに右側のようです。
双眼鏡で丹念に探して、それらしいものは見えなかったので、もう少し右側を写してもダメだったと思います。
八ヶ岳に沈む冬の星座たち
2012/03/27 22:33 EF24mm F1.4→2.5 固定撮影(20秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 長野県・野辺山高原にて
到着してすぐに、まずは1枚撮影しました。
八ヶ岳に冬の星座たちが沈んでいきます。
左側は ”冬の大三角” です。
”オリオン” はもうほとんど沈んでしまっていますね。
真ん中は ”ふたご” で、これはまだまだ高いですね。
そして右側は ”ぎょしゃ” です。
オレンジ色の明かりは、清里のスキー場の照明です。
照明は目で直接見ることができて、明るいのは分かりました。
雲はありませんが、空の透明度はイマイチのようで、夜空で乱反射していますね。
でも、この照明は、いつの間にか消えていました。
全ての撮影が終わって
2012/03/28 04:35 EF15mm F2.8→2.8 固定撮影(30秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 長野県・野辺山高原にて
片付けをしながら、最後に撮影場所の記念写真を撮りました。
北から西の方向の空が見えています。
農道は舗装されていて、一部に雪があり凍っていました。
八ヶ岳には少し雲がかかっています。
ここは天文写真を再開した1990年代の後半にはときどき来ていた場所です。
あの頃に比べても、夜空は明るくなってしまいましたね。
この日の撮影対象は、ガラッド彗星,オメガ星団,夏の銀河(天の川)です。
1番目は、撮影がとても順調にいって0:25に終了しました。
2番目は、今日お話したような結果に終わってしまいました。
この時点で0:40です。
3番目の撮影は3時頃からなので、それまでどうしましょう。
いつもの星景写真を少し撮りましたが、気温は−5℃程で、ときどき強い風が吹いてとても寒いです。
おまけに、真上に雲が湧いてきて ”夏の大三角” を隠し始めてしまいました。
オウマイガッド!
さて、この結末は。
To be continued (スペルはこれで良かったかな?)