2012.04.30 Monday
これは大気光?
4/23の晩の星空写真のご紹介がまだ終わっていませんが、
4/27の晩の写真をまず1枚ご紹介します。
2012/04/28 02:04 EF15mm F2.8→4.0 追尾撮影(120秒)
EOS 5DMark2 RAW、ISO1600 長野県・原村 自然文化園にて
東の空に、緑色の薄雲のようなものが写っています。
肉眼では気付かなくて、撮影後のモニター確認ではときどき薄雲かなあと思っていました。
時々拝見させて頂くブログに、もっとはっきりしたものが掲載されていました。
→ ブログ「星三昧」 2012.04.28の記事です
くまくまさんによると、これは大気光だそうです。
褐色系に発色することが多いそうですが、この夜はグリーン系のものが写ったとありました。
過去(2007.05.21)にも、川上村で撮影した画像に似たようなものが写ったことがありました。
→ 過去の記事
その時もいろいろ調べたのですが、結局よく分かりませんでした。
大気光とは、日中に太陽の紫外線エネルギーによって電離した超高層の大気分子が、夜間に再結合するときにエネルギーを光として放出する現象だそうです。
オーロラとはちょっと違うようですね。
幾つか気付いたことがあります。
・低空で顕著に写っていますが、これは見かけの大気が厚いためでしょうか?
・東の空が顕著ですが、西の空の画像にも「もやもや」が写っています。
・明け方になるにつれて収まっていったようです。
Raw現像において、夜空の色合いを決めるパラメータが、先日のみずがき湖での画像と大きく異なっています。
・今回 : 色温度=4000K、色かぶり補正=+10
・先日 : 色温度=3250K、色かぶり補正=−8
空全体の色合いが大きく異なっていることを意味します。
ただし撮影場所も異なるので、これが全て大気光のせいだとは言えないと思いますが、、、。
こんな事もあって、画像処理が難航しています。
この晩の星空写真のご紹介は、今しばらくお待ち下さい。