星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2013.10.31 Thursday

庭の木々も色付いてきました

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    やっと秋らしい天気になりましたね。

    低気圧の通過で雨が降って、
    その低気圧が北海道の東で発達して一時的な冬型の気圧配置になり、
    やがて大陸から高気圧が移動性となってやってくる。

    天気が周期的に変わり、ひと雨ごとに寒くなっていくのでしょうか。



    庭の木々も種類によってはだいぶ色付いてきました。
    筆頭はブルーベリーです。











    ハナミズキもだいぶ色付いていて、少し強い風が吹くと早くも葉が落ちてしまいます。
    これはお隣さんの木です。






    05:47 | 庭の風景 | comments(2) | - | - | - |







    2013.10.30 Wednesday

    LPS-P2(FF)フィルター有無の比較

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      今年の初めから、60Daと100mmレンズの組み合わせで、星野写真を撮影しています。
      ケフェウス座の散光星雲(IC1396)を例題にして、LPS-P2(FF)フィルターの有無を比較してみました。

      Raw現像において色合いだけを調整したもので、コントラスト強調等は行なっていません。
      LPS-P2(FF)フィルターを使用したほうが、星雲の写りが良いのが一目で分かると思います。
      暗闇でカメラモニターを見たときは、違いはもっとはっきりと見えました。


      フィルター無し


        2013/10/27 20:42  EF100mm F2.8 Macro F2.8→4.0  追尾撮影(180秒)  フィルター無し
        EOS 60Da RAW、ISO1600  山梨県・みずがき湖にて


      LPS-P2(FF)フィルター使用


        2013/10/27 22:48  EF100mm F2.8 Macro F2.8→4.0  追尾撮影(360秒)  LPS-P2(FF)フィルター使用
        EOS 60Da RAW、ISO1600  山梨県・みずがき湖にて


      これで、少なくとも私の撮影場所ではLPS-P2(FF)フィルターの使用は必須だと分かりました。

      また全体の色合いや星の色がうまく表現できないことを、フィルターの悪影響かと疑っていました。
      でもよっちゃんさんのブログで、EOS6D(赤外フィルター除去改造)とコーワプロミナー350mmF4との組み合わせで撮られた画像を見て、私の疑いは大間違いだと分かりました。
      でもどのように処理していけば良いのだろう?
      まだまだ先は長いです。

      上の2枚の画像のヒストグラムを示します。



      左がフィルター無しで、右がフィルター有りです。
      LPS-P2(FF)フィルターを使うと、2倍強の露光時間が必要なことが分かりました。
      また、山の右裾が広がって山の幅が広くなっているように見えます。
      これが散光星雲がコントラスト良く写っていることに繋がっていると思っています。


      こういうことは、知っている人にとっては当たり前なのかもしれません。
      でも自分で実際にやってみて、とても納得できました。











      2013.10.29 Tuesday

      星野写真はトラブル続き でも嬉しい出会いが

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        日曜日(10/27)は一時的な冬型の気圧配置から移動性高気圧がやってきて、待望の秋晴れでした。
        でもどうして、今月は天気の良い晩が日曜ばかりなんだろう?

        GPV予報では瑞牆山は湿度が少し高そうなので、その手前のみずがき湖ビジターセンターに出かけました。
        最近は高根町の農道に続く、第2のホームグラウンドになりつつあります。

        暗くなる前に着いて駐車場で赤道儀を組み立てていると、1台の車がやってきました。
        少し会話を交わした後で、「やまねももんがさんですか?」と聞かれてびっくりです。
        「みずがきの森から」というブログを書かれている「こうちゃん」さんという方でした。
           → ブログはこちら
        草木染「フィトンチッド」のオーナーさんで、ビジターセンターもやっていて、夜にはラジウム星人になるようです。
        いろいろと楽しいお話をさせて頂きました。
        お互いのブログを読んでいるので、とても初対面とは思えませんでしたよ。
        今度は昼間に行ってみたいですねえ。
        こうやって顔見知りが増えていくのはとっても嬉しいです。


        撮影場所の様子


          2013/10/27 21:18  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(120秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
          EOS 5DMark2 RAW、ISO2000  山梨県・みずがき湖にて

        今日は駐車場の北側に車を停めて、車の向こう側に赤道儀を設置しています。
        少し奥には後からやってきた車が停まっていますが、車中泊のようです。
        もっと奥の明かりも車で、前回もいました。
        大きな車ではないのですが、ちょっとキャンピングカーのような雰囲気があります。
        車が寸詰まって、ちょっとおもちゃみたいに見えますね。
        少し斜めから撮影したためでしょうか?


        今日のメインは100mmレンズによる星野写真です。
        でもいろんなことが起こって、うまくいきませんでした。

        最初にはくちょう座の網状星雲を写したのですが、片側がほとんど写りません。
        次にケフェウス座の大きな散光星雲を狙ったのですが、これもほとんど写りません。
        今回も光害カットフィルター(LPS-P2 (FF))を使っていませんでした。
        そこでフィルターを装着して撮影してみたところ、カメラのモニターでも違いが確認できるほどでした。
        おお〜!

        露光時間と撮影枚数をセットして再撮影です。
        あちこちで星景写真を撮って戻ってきて画像をチェックすると、、、、。



        何だこれ??
        今までみたことも無いような症状です。
        最初は何が起こったか全く分かりませんでしたが、雲台のハンドルが赤道儀にぶつかっているのを見つけました。
        赤道儀に負荷をかけてしまったので大丈夫かなあ?

        気を取り直して再再撮影です。
        またまたあちこちで星景写真を撮って戻ってきて画像をチェックすると、、、、。
        数枚目から追尾してません。
        これまた最初は何が起こったか全く分かりませんでしたが、バッテリーが空になっていました。
        バッテリー(SG-1000)は2個持っていて、この日はいつもと違うほうを使ったのです。
        帰宅すると使ったほうは充電しておくのですが、久し振りに使ったほうを充電したのはいつだっけ?
        あれやこれやとやらかしているうちに、月が昇ってくる時間になってしまいました(涙)。

        撮影対象の導入やフォーカス合わせもうまくいったりそうでなかったりしています。
        何か思い違いや勘違いをしているようです。
        まだまだ修行中ということですね。


        いろいろあったのはこれだけではありません。
        ポタ赤が途中から追尾しなくなってしまったのです。
        モーター音は聞こえるのですが、どうなってしまったのでしょう?

        さらに女神像のところで星景写真を撮っているときに、近くで鹿にとても大きな声で鳴かれました。
        突然だったので、これには驚きました。
        あまりに驚いたので、星空が一瞬だけ紫色に見えました。
        こんな経験は初めてですが、皆さんはどうです?

        女神と鹿


          2013/10/27 22:15  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(240秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
          EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・みずがき湖にて

        これは本物の鹿の写真ではありません。
        ここでは女神像を入れて星景写真を撮ることが多いのですが、まわりには鹿の像もあるのです。
        でも、暗くて良く分かりませんね。
        構図も失敗して、手前と左側の鹿が切れてしまいました。
        背後に本物の鹿の気配が感じるので、落ち着いて撮影できませんでした。
        月明かりの晩に、また撮ってみたいです。


        さらに駐車場まで戻ると、車から何かが飛び出すのが見えました。
        バックドアを開けたままにしておいたのですが、猫のようです。
        ニャンさんかな?
        後で気がついたのですが、夜食用のパンを食べられていました(苦笑)。
        お腹が空いていたら言ってくれればいいのに。

        なお、0時少し前の気温は4℃程度で、思ったほど冷え込みませんでした。











        2013.10.27 Sunday

        10/13の富士見高原での星景写真

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          10/13の晩に長野県・富士見高原で撮影した星景写真をご紹介します。

          100mmレンズでの星野写真の撮影の合間に、星景写真を撮っていました。
          でも星野写真の撮影準備にかなりの時間がかかってしまったので、あまり撮れませんでした。


          冬の大三角とヒアデス星団と木星


            2013/10/14 01:51  EF24mm F1.4→3.2  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
            EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  長野県・富士見高原にて

          やっと雲が無くなりましたが、低空にはわずかに薄雲があるかもしれません。

          ”冬の大三角” に ”木星” と ”ヒアデス星団” まで加わって、とても豪華ですね。



          冬の大三角と木星


            2013/10/14 02:47  EF24mm F1.4→4.0  追尾撮影(240秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
            EOS 5DMark2 RAW、ISO1600  長野県・富士見高原にて

          ポタ赤でしっかり追尾撮影してみました。
          とっても久し振りのような気がします。
          ちょっとだけ星景写真の要素が入った星野写真ってとこでしょうか?

          木星をどう扱ってよいのか迷ってこんな構図になりましたが、ちょっと中途半端ですかね?

          南側の低空はずっと雲がありました。
          それが街明かりを反射しているようで明るいです。



          昇ってきた北斗七星としし


            2013/10/14 03:14  EF24mm F1.4→3.2  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
            EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  長野県・富士見高原にて

          左側では ”北斗七星” が、右側では ”しし” が昇り始めました。
          この構図は2001年のしし座流星群を思い出します。
          もうあれから10年以上も経つのですね。

          大きな建物などがある場合は、固定撮影のほうが良いかと思います。
          非常灯だけの明かりなのですが、肉眼で見るよりもずっと明るく写りますね。



          昇ってきたしし


            2013/10/14 03:25  EF24mm F1.4→3.5  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
            EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  長野県・富士見高原にて

          ”しし” が半分くらい昇ってきました。
          ”レグルス” のすぐ傍に ”火星” がいます。

          ずっと上のほうの明るい2つの星は ”ふたご座のカストルとポルックス” です。
          そして一番明るいのは ”木星” です。

          この場所では、この建物を積極的に入れて撮影するようにしています。



          昇ってきたしし


            2013/10/14 03:57  EF24mm F1.4→4.0  追尾撮影(240秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
            EOS 5DMark2 RAW、ISO1600  長野県・富士見高原にて

          ポタ赤で追尾撮影しました。

          ”しし座” 付近が少し明るいのは ”黄道光” でしょうか?
          それとも薄雲でしょうか?

          このころにアイソン彗星が撮影できれば良かったです。
          でも100mmレンズでの星野写真を撮影していたのですよねえ。











          2013.10.26 Saturday

          The Cambridge Photographic Star Atlas

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            60Daと100mmレンズの組み合わせで星野写真を撮っていますが、構図を見直しています。

            今までは、以下の対象に対して主に導入し易いように、あらかじめステラナビゲータで構図を決めていました。
               ・メシエ天体
               ・カルドウェル天体で大きめのもの
               ・散光星雲で有名なもの

            どちらかというとファインディング・チャート的な意味合いが強いのですが、撮影を進めていくうちに、もう少し1枚ごとの構図を大切にしたいと思うようになったのです。


            先日、「The Cambridge Photographic Star Atlas」というちょっと面白い本を見つけて購入しました。
             


            全天を82枚の画像で構成した写真星図で、印刷された画像では1cmが角度の1度になっています。
            おおよそ14等級までまで写っているそうです。

                Amazonの「なか見検索」でちょっと見ることができます。  → こちら
                印刷はこのサンプルよりはずっと綺麗で高画質です。

            右ページがカラー画像で、左ページが反転モノクロ画像になっています。
            反転モノクロ画像は、散光星雲などを強調するためにRチャネルだけを使ったとのことです。

            撮影したのは Axel Mellinger さんで、Central Michigan University の Assistant Professor です。
               → ウェブサイトはこちら

               ・撮影場所は3地点  (これは非常に羨ましい環境です)
                  ・テキサス、ミシガン、南アフリカ

               ・カメラとレンズ  (普通のカメラレンズ、しかもフィルムカメラの時代のものです)
                  ・カメラは冷却CCD SBIG STL-11000
                     CCDチップは Kodak KAI-11002 サイズは36mm×24mm
                  ・レンズはミノルタの MD 50mmF1.4 → F4.0に絞って使用
                  ・写野は40度×27度

               ・撮影は同じ領域を45回撮影する → 約100分
                  ・3種類のフィルター(R,G,B)
                  ・3種類の露光時間(240秒,15秒,0.5秒)
                  ・5枚を加算平均

               ・赤道儀  (親しみが湧きますねえ)
                  ・Vixen Super Polaris DX mount (北天)
                  ・Losmandy G-11 (南天)

               ・画像処理はセミオートで行なう
                  ・ダーク減算とフラット除算
                  ・投影歪みの補正
                  ・ダイナミックレンジの拡張
                  ・背景の明るさ等の補正


            カラー画像はかなりあっさりとしたもので、あまりコントラスト強調されたものではないです。
            もう少しメリハリをつけて欲しかったと感じましたが、星図ということで「星」を主体としたのかもしれません。
            また全天のパノラマ合成が主目的だとすると、全てを同じように仕上げなければならないので難しいですね。

            星図ですから、左ページには主な天体に名前が記されています。
               ・散光星雲(Emission nebula)
               ・反射星雲(Reflection nebula)
               ・暗黒星雲(Dark nebula)
               ・球状星団(Globular cluster)
               ・散開星団(Open cluster)
               ・星群?(Asterism)
               ・惑星状星雲(Planetary nebula)
               ・銀河(Galaxy)
               ・変光星(Variable Star)
               ・二重星(Doble Star)










            2013.10.24 Thursday

            星野写真(60Da、100mm) さんかく座領域1

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

              この「さんかく座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・M33(NGC598) : 渦巻銀河
                ・NGC752 : 散開星団(Caldwell Object C28)






                撮影日時 : 2013/10/14 03:09〜  300sec×8コマ
                撮影場所 : 長野県・富士見高原  気温は約5℃
                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                ガイド : EM11(ノータッチ)
                処理 : CameraRaw6、Photosop CS5、SI6.5、FlatAide


              StellaNavigator での写野 (恒星は9.0等まで、星雲星団は11.5等までを表示)



              この領域は何と言っても ”M33” ですね。
              でもカルドウェル天体のC28を入れたかったので、縦構図にしてみました。
              構図が少し傾いてしまいましたね。


              今回は公害カットフィルターを外して撮影してみましたが、その差はまだよくわかりません。
              フォーカスはあと一歩というところでしょうか?
              肉眼では判断できない程度の薄雲があったかもしれません。



              M33 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  大きな渦巻銀河です。
                  地球から見ると、ほとんど回転軸のある方向から見ることになる典型的な「フェイスオン銀河」です。
                  望遠鏡などでは意外と撮影しづらいのですが、カメラレンズでは結構良く写ります。
                  色合いが淡白なのはご勘弁を。





              NGC752 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  大きめで疎らな散開星団です。
                  どこからどこまでが散開星団なのでしょう?
                  カルドウェルさんが選んだ理由は何でしょうね。






              05:47 | 旧版 | comments(8) | - | - | - |







              2013.10.23 Wednesday

              上にいるほうが圧倒的に有利ですねえ

              0

                このところ曇りや雨の日が続いていますが、月曜日は久し振りにお日様が顔を出しました。
                そのせいか、いつもは寝ている時間帯なのに猫たちが活動的でした。

                キャットタワーで何やら小競り合いが始まったようです。




                上が弟の空(くう)で、下が兄の海(かい)です。
                上にいるほうは、ちょと手を伸ばしただけでパンチを出せます。
                でも下にいるほうは、伸ばした体を支えなければなりません。
                体格的には兄の海(かい)が勝っているのですが、弟の空(くう)は余裕さえ感じられますね。




                空の手のほうが少し早かったようです。




                海はかなり本気のようです。
                耳の形でわかります。




                互いに咬み合っているようです。
                かなり激しい取っ組み合いですが、爪や歯を立てることはありません。
                最初のころは大丈夫かなあと心配したこともありましたが、怪我をしたことも無いし、平気で見ていられます。




                海(兄)はフーフー言いながら、攻撃のチャンスをうかがっています。




                隙を見て空(弟)が手を出しました。
                やはり上にいるほうが圧倒的に有利ですね。




                空も弟なのに気が強いですねえ。
                上から体を乗り出して攻撃しています。




                にらみ合いが続いています。
                ふたりとも負けず嫌いですからねえ。




                海は反撃のチャンスを狙っていますが、この後で諦めたようでタワーから下りました。

                男の兄弟ですから、時にはかなり激しいバトルを繰り広げます。
                運動の一環なのでしょうかね。
                きっかけは些細なことのようで、「やるか?」「おお!」みたいに始まるようです。
                昼間はまだいいのですが、夜中に追いかけっこが始まると体の上を走られたりするので困ったものです。











                2013.10.21 Monday

                星野写真(60Da、100mm) アンドロメダ座領域2

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「アンドロメダ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・M31(NGC224) : 渦巻銀河 (アンドロメダ銀河)
                    ・M32(NGC221) : 楕円銀河 (アンドロメダ銀河の伴銀河)
                    ・M110(NGC205) : 楕円銀河 (アンドロメダ銀河の伴銀河)






                    撮影日時 : 2013/10/14 01:47〜  300sec×8枚
                    撮影場所 : 長野県・富士見高原  気温は約6℃
                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    ガイド : EM11(ノータッチ)
                    処理 : CameraRaw6、Photosop CS5、StellaImage6.5、FlatAide


                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.0等まで、星雲星団は11.0等までを表示)



                  この領域は何と言っても ”アンドロメダ銀河” ですね。
                  少し前までは ”アンドロメダ大星雲” と呼ばれていたのです。
                  でも他に目ぼしい天体が無いので日の丸構図になってしまいました。

                  3つの銀河以外は、全て私たちの住んでいる ”天の川銀河” の中の星々です。
                  天の川から離れていても多くの星が写っており、そんな星のずっと向こうに ”アンドロメダ銀河” が見えているのです。

                  ”天の川銀河” は ”アンドロメダ銀河” と共に、40個ほどの銀河で銀河群を形成しています。
                  これは「局部銀河群」と呼ばれ、大きさは約650万光年ほどです。
                  ”天の川銀河” と ”アンドロメダ銀河” は数十億年後には一つの銀河に合体すると言われています。


                  今回は公害カットフィルターを外して撮影してみましたが、その差はまだよくわかりません。
                  フォーカスはあと一歩というところでしょうか?
                  肉眼では判断できない程度の薄雲があったかもしれません。



                  M31 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    アンドロメダ銀河は、誰でも撮ってみる天体ですが、きれいに写すのは意外と難しいです。
                    中心部は明るくて白とびしてしまいますし、渦巻きの腕は結構淡いです。
                    色合いも、渦巻銀河にしては少し赤っぽくて、私はどうもうまく処理できません。






                  06:13 | 旧版 | comments(16) | - | - | - |







                  2013.10.20 Sunday

                  10/6の高根町での星景写真 続き

                  0

                    昨日の続きです。
                    10/6の晩に山梨県・高根町の農道で撮影した星空写真をご紹介します。


                    昇ってきたししと火星


                      2013/10/07 02:57  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                      EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                    東の空に ”しし” の頭が見えてきました。
                    その頭のすぐ下に ”火星” がいます。

                    ”しし” の上には ”かに” が見えていて、そのさらに上には ”ふたご” が見えています。
                    とても明るい ”木星” がいるので、”ふたご” の形が分かりづらいですかね。

                    ”火星” のすぐ近くには ”アイソン彗星” がいます。
                    この後、試写をしようと思ったら雲が広がってしまいました。



                    昇ってきた北斗七星


                      2013/10/07 03:50  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                      EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                    3時過ぎごろから、やっとすっきり晴れ上がってくれました。
                    ”北斗七星” の全ての星が昇ってきています。
                    ”北極星” の真下あたりが明るいのですが何でしょうね?
                    これは肉眼でも分かりました。



                    昇ってきたししと火星  そして黄道光?


                      2013/10/07 03:56  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                      EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                    もう少しで ”しし” の全形が昇ってきますね。

                    ”しし” のあたりが縦方向に少し明るく感じたのですが、”黄道光” でしょうか?
                    この場所で肉眼で見たのは初めてですが、空の透明度がかなり良かったようですね。
                    もっと暗い場所でしっかり撮影してみたいです。



                    八ヶ岳とカシオペア


                      2013/10/07 04:03  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                      EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                    八ヶ岳の上に ”秋の銀河(天の川)” がきれいに見えていました。

                    できれば明るくなるまで撮っていたかったです。
                    日が登ってくると、八ヶ岳は赤く染まるのでしょうか?











                    2013.10.19 Saturday

                    10/6の高根町での星景写真

                    0

                      10/6の晩に山梨県の高根町の農道で撮影した星空写真をご紹介します。

                      この日はみずがき湖に行ったのですが、晴れなくて高根町に移動したのです。
                      ここも着いた時は結構晴れていたのですが、すぐに雲ってしまいました。
                      そしてやっと晴れ間が広がったのは2時を過ぎた頃でした。

                      当初考えていた100mmレンズでの星野写真はあきらめて、エンケ彗星とアイソン彗星の撮影に絞りました。
                          → こちらの記事
                      それまでの間は星景写真を撮っていました。
                      この日は全て5分露光の固定撮影です。


                      オリオンが見えたと思ったら


                        2013/10/07 00:04  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                        EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                      みずがき湖から移動してきたときはかなり雲間があったのですが、すぐに雲が広がってしまいました。
                      彗星の撮影の準備をして晴れるのを待ちます。

                      30分ほど待っていたら ”オリオン” が見えてきました。
                      急いで撮影の準備をしたのですが、雲に邪魔されてしまいました。



                      冬の大三角


                        2013/10/07 01:38  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                        EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                      ようやく薄雲もなくなって、すっきりした星空になりました。

                      ”冬の大三角” は何時以来だろう?
                      左端に ”木星” も見えていて、華やかですねえ。

                      この日は、全て5分間の固定撮影というスタイルで星景写真を撮りました。
                      何故か、そういう気分だったのですよね。

                      田んぼの稲刈りはすっかり終わったようです。



                      沈むはくちょうとカシオペア


                        2013/10/07 02:14  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                        EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                      八ヶ岳の左肩に ”はくちょう” が沈んでいきます。
                      もっと早くこの構図で撮りたかったのですが、ちょうど雲がかかっていてずっと待たされました。

                      ”はくちょう” の上には ”ケフェウス” と ”カシオペア” が見えています。
                      空の透明度が良くて、秋の銀河(天の川)が結構よく見えました。

                      もっとすっきり晴れてくれれば、100mmレンズでの星野写真を撮影できたのですがねえ。



                      冬の大三角


                        2013/10/07 02:32  EF24mm F1.4→4.0  固定撮影(300秒)  Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
                        EOS 5DMark2 RAW、ISO1000  山梨県・高根町にて

                      ”おおいぬ” の全形が昇ってきましたね。

                      ”冬の大三角” は、24mm広角レンズで撮影するのがちょうど良いです。
                      この構図は毎年撮っているのですが、今シーズンもまたたくさん撮るんだろうな。



                      続きます。










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