2013.11.30 Saturday
やはり駄目かあ
アイソン彗星は、昨日の近日点通過から1日が経ちました。
SOHOの画像に釘付けになっていた人も多いと思います。
勿論、私もそうでした。
結果はとても残念ですが、こうして(多少の時間遅れはありますが)ほぼリアルタイムでその姿が見れたのは貴重な体験でした。
彗星は完全に消滅してしまったわけではなくて、何かは残ったようです。
SOHOの画像でも頭部?とV字型の尾が見られます。
明るく見えている頭部?は、ばらばらになった破片の残りでしょうね。
破片と言っても、かなり小さくて粒子のようなものかもしれません。
これらは今後ゆっくりと拡散していきますから、だんだんと暗くなっていくでしょう。
場合によっては急速に暗くなってしまうかもしれません。
尾に注目していたのですが、太陽の反対方向に尾が現れてきません。
これは、ばらばらになった破片がもう活動をしていないことを物語っています。
これはとても残念な兆候です。
もう暫く見守りたいと思いますが、「やはり駄目かあ」と感じています。
なおV字型の尾ですが、左上に伸びているのは彗星が崩壊した時に放出された塵が形成しているのだと思います。
そして下側に伸びているのは軌道上に残された塵(破片?)ではないでしょうか?
これらも新たな塵の供給がないだろうから、だんだんと拡散していってやがて見えなくなってしまうでしょう。
下の写真は、9年前の春に見られた「Bradfield 彗星(C/2004F4)」です。
昨日の夜には、せめてこのぐらいの姿を見せてくれないかなあと思っていたのですが、、、。
2004/4/29 3:29 EF16-35mm(29mm) F2.8→2.8 露出119秒
EOS Kiss Digital RAW、ISO-400 山梨県 高根町
2013.11.29 Friday
星野写真(60Da、100mm) おうし座領域2
60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
※画像処理をやり直して、画像を差し替えました。 (2014.10.21)
以前の画像は記事の後半部にあります。
この「おうし座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
・M45 : 散開星団 (プレアデス星団、すばる(和名))
・IC353 : 散光星雲
・IC359 : 反射星雲
・IC1435 : 反射星雲 (メローペ星団)
・暗黒星雲(Bはバーナード・カタログ)
撮影日時 : 2013/11/07 23:26〜 480sec×12枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約11℃
カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
フィルター : 無し
レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
追尾 : EM11(ノータッチ)
処理
・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
・CameraRaw8.5 : Raw現像
・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(BC) 5段階評価
StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)
この領域は何と言っても ”プレアデス星団(すばる)” です。
清少納言が「枕草子」で筆頭に挙げているくらいですからね。
でも、おうし座分子雲のうねうねが面白いです。
だからあえてM45を端に位置させて、分子雲を入れた構図にしてみました。
左上の黒っぽい雲のように映っているのが分子雲です。
この画像にはその一部分しか写っていませんが、フィルム時代ではこんなものは見たこともなかったです。
さらにこの領域は、全体に淡いもやもやしたものが見られます。
これは星間雲なんでしょうね。
その星間雲の濃い部分が分子雲となり、近くに明るい星があると散光星雲や反射星雲として輝くのでしょうね。
淡いもやもやを浮かび上がらせるために、かなり強い処理を施しています。
そのために明るい星は肥大化してしまい、ざらつきも全体に生じています。
本当はもやもやをもっと浮かび上がらせたいのですがねえ。
M45 (ピクセル50%表示で切り抜き)
プレアデス星団は青白っぽい星雲に囲まれているように見えます。
でも星団と星雲は関係がなくて、たまたま星雲がこの場所にあって照らされているだけらしいです。
メローぺの周りの星雲はIC1435という番号が付いています。
さらにその周りにはとても淡いもやもやが見えます。
M45の上の領域はやや青っぽく見えますが、下側は少し赤みが感じられます。
画像処理が下手なので、星が肥大化してしまって恥ずかしいです。
その他にもいくつか面白そうなものがあるのですが、どれも淡くて手強いです。
以下は以前の画像です。
続きを読む >>
2013.11.27 Wednesday
星野写真(60Da、100mm) ペルセウス座領域4
60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
※画像処理をやり直して、画像を差し替えました。 (2014.10.21)
以前の画像は記事の後半部にあります。
この「ペルセウス座領域4」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
・NGC1499 : 散光星雲 (カリフォリニア星雲)
・IC348 : 散光星雲(反射星雲)
・NGC1514 : 惑星状星雲
・B1,B2,B4,B5 : 暗黒星雲
撮影日時 : 2013/11/05 21:59〜 480sec×12枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約4℃
カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
フィルター : 無し
レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
追尾 : EM11(ノータッチ)
処理
・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
・CameraRaw8.5 : Raw現像
・StellaImage6.5 : Lab色彩調整
・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
空の暗さ(B)、透明度(CD)、フォーカス(C) 5段階評価
StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)
この領域の主役はもちろん「カリフォリニア星雲」ですが、分子雲がとてもうねうねしています。
私の画像では、薄い赤茶色に写っているのが分子雲です(だと思います)。
デジタルカメラの性能が向上して、こんなものまで写せるようになったのは驚きです。
でもとても淡いので、画像処理が難しいですね。
構図が少し傾いてしまいましたが、結果オーライかもしれません。
カリフォリニア星雲 (ピクセル25%表示で切り抜き)
とても大きな散光星雲です。
明るい部分の周りにも淡い部分が広がっていて、特に左下のほうに伸びていますね。
形がアメリカのカリフォルニア州に似ていることから、その名前が付けられています。
人間の眼では見ることが出来ませんが、Hαの波長領域が写るカメラではよく写ります。
IC348 (ピクセル50%表示で切り抜き)
明るい星のすぐ下にあるのが「IC348」ですが、
散開星団と散光星雲(反射星雲)が重なっているようです。
とても小さいですね。
その右下に大きな散光星雲がありますが、淡くて私の写真ではほとんど分かりません。
このもう少し右には「NGC1333」という反射星雲がありますが、写野の外でした。
以下は以前の画像です。
2013.11.26 Tuesday
カシオペアとケフェウス
11/7の晩に、山梨県のみずがき湖で撮影した星空写真をご紹介します。
先日、星景写真として最も撮っているのは ”冬の大三角” だと言いましたが、
その次が ”カシオペア” ではないでしょうか?
”カシオペア” は見えている期間が長いこともあって、いつでも撮っているような気がします。
”カシオペア” はそれほど大きくない星座なので、必ず他の星座が一緒に写りますよね。
意識していなくてもよく一緒に写っているのが ”ケフェウス” ではないでしょうか?
ギリシャ神話では、”ケフェウス” は古代エチオピアの王で、”カシオペア” はその后なのです。
でも ”ケフェウス” って、明るい星が少なくて、影が薄いですよねえ。
1分露光の追尾撮影と8分露光の固定撮影で撮っています。
2013/11/07 23:35 EF24mm F1.4→2.8 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/07 23:37 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO800 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 00:46 EF24mm F1.4→2.8 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 00:49 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO1000 山梨県・みずがき湖にて<
2013/11/08 03:20 EF24mm F1.4→2.8 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 03:31 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO800 山梨県・みずがき湖にて
低空には薄雲があるのでしょうか?
時間と共に、低空の色合いが変化しているのが分かります。
カシオペアとペルセウス
2013/11/08 05:07 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO500 山梨県・みずがき湖にて
これは薄明が始まってから撮ったものです。
”ケフェウス”は写野の外へ出てしまって、”ペルセウス” が一緒に写っていますね。
2013.11.25 Monday
沈むペガススと昇ってきたしし
11/7の晩に、山梨県のみずがき湖で撮影した星空写真をご紹介します。
この時期は、夜半前には秋の星座が沈んでいき、夜半後には春の星座が昇ってきます。
そんな星空を撮ってみました。
沈みゆくペガスス
2013/11/07 23:49 EF24mm F1.4→2.8 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
ここは山あいなので、西の空では星座が早めに見えなくなっていきます。
”ペガススの四辺形” も、もうすぐ隠れてしまうでしょう。
追尾撮影なので、”アンドロメダ銀河” もちゃんと写っていますね。
沈みゆくペガスス
2013/11/07 23:51 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO800 山梨県・みずがき湖にて
同じ構図での、8分間の固定撮影バージョンです。
星の軌跡が沈んでいくという動きを表現できないかなあと思っているのですが、どうですか?
昇ってきたしし
2013/11/08 02:48 EF24mm F1.4→2.8 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
東の空に ”しし” が昇ってきました。
その上のほうには ”かに” が見えています。
両者は思ったよりも離れているので、”しし” が低いうちに撮らないと ”かに” が入らないのですよね。
この日は ”プレセペ星団” の近くに ”ラブジョイ彗星” がいたのですが、なんとか写っていますね。
昇ってきたしし
2013/11/08 02:50 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO800 山梨県・みずがき湖にて
同じ構図での、8分間の固定撮影バージョンです。
2013.11.24 Sunday
月夜の美鈴池
11/22は、明け方のアイソン彗星を撮影する前に、長野県の海の口で夜の風景写真を撮りました。
この日は月齢18の月があって、夜空はとても明るいです。
だからあえて星景写真は考えずに、風景写真として撮影しました。
月は明るいのですが、ちょうどこの場所の上空だけに雲が湧くようです。
だから周囲は結構暗かったです。
でもときどき雲間から月が顔を出すと、びっくりするほど周囲が明るくなります。
月が雲に隠れていたおかげで、地上の風景が昼間のような写真にならなくて良かったと思います。
それでいて空は月夜のように写っているので、とても面白い写真が撮れたと思っています。
気温はもちろん氷点下ですが、動き回っているので寒さは感じませんでした。
写真はかなり青っぽく、そして少しビビッドに仕上げています。
Raw現像時のカメラプロファイルは「Adobe Standard」を使いました。
またかなり明るく仕上げています(実際はもっと暗いです)。
これは、月が雲間に出てきた時に撮ったものです。
ちょっと昼間の写真のようですよね。
これは月が雲間に隠れた時に撮ったものです。
こちらのほうが雰囲気があるように思えます。
八ヶ岳には、ずっとこのように雲がかかっていました。
池の北側に行って、水辺近くから撮ってみました。
池は薄っすらと凍っているようです。
地面も霜柱があるようで、歩くとざくざくと音がしました。
雲の動きが結構速くて、面白い写真になりました。
肉眼では星はあまり見えなかったのですが、写真にはよく写っていますね。
カラマツ並木です。
星は全く意識していなかったのですが、”オリオン” と ”おおいぬ” が写っていました。
”こいぬ座のプロキオン” は枝の隙間にちょっとだけ写っていますね。
構図をもうちょっと考えれば良かったなあ。
カラマツはもう殆どが落葉してしまったようですね。
ロッジ周辺の灯りに照らされて、カラマツがオレンジ色に染まっています。
上の方には明るい月が見えていますね。
撮影データ
・レンズ : EF24mm F1.4→4.0
・カメラ : EOS 5DMark2 RAW、ISO1600
・露光時間 : 30秒〜90秒
2013.11.22 Friday
11/22のアイソン彗星
6日ぶりのアイソン彗星です。
近日点通過前にもう一度は撮影しようと思っていました。
冬型の気圧配置が続いて、関東平野は晴天が続いています。
でも強い寒気がやってくると、私の撮影場所である八ヶ岳周辺は時雨れて駄目なのですよね。
そしてようやく寒気が抜けたので、ラストチャンスと思って出かけました。
あちこちで雲が湧くような天気でしたが、幸いにも東側は大丈夫でした。
近日点通過まであと1週間なので、彗星の地平高度がとても低いです。
天文薄明が始まるのが5:00ですが、その時点で高度は3度しかありません。
おまけに月齢18の月がふたご座にいて、空がとても明るいです。
数分毎に試写をしてモニターで彗星を探しましたが、なかなか見えてきません。
かなりイライラしましたが、5:05にやっと昇ってきた彗星を確認することができました。
場所が分かると、双眼鏡(7×42)でも見えました。
尾は見えるような見えないような、、、。
後は明るくなるまでひたすら写していました。
少し経って水星も昇ってきたので、ツーショットも撮れました。
後で画像を見てみると、撮影チャンスはせいぜい10分から15分ぐらいしかありませんね。
アイソン彗星 60Da+200mmレンズ
2013/11/22 05:12 EF200mm F2.8→3.2 追尾撮影(15秒) 8枚をコンポジット
EOS 60Da RAW、ISO1000 山梨県・高根町にて
最初に言っておきますが、フォーカスが甘いです。
ピンボケの一歩手前ぐらいですかね。
写真では、頭部は凄く明るく写りますね。
尾は月明かりと薄明で駄目です。
それでも右上のほうにだいぶ伸びているような気もします。
アイソン彗星 5DMark2+100mmレンズ
2013/11/22 05:21 EF100mm Macro F2.8→3.2 追尾撮影(15秒) 8枚をコンポジット
EOS 5DMark2 RAW、ISO1000 山梨県・高根町にて
右上が ”スピカ” で、左下が ”水星” です。
”スピカ” をこの位置に配置して、ずっと赤道儀で追尾していました。
彗星が昇ってくれば、真ん中の下のほうに写るはずなので、それをずっと探していたのです。
このような目印が無かったら、見つけられなかったかもしれませんね。
アイソン彗星と水星 5DMark2+100mmレンズ
2013/11/22 05:27 EF100mm Macro F2.8→3.2 追尾撮影(10秒) 4枚をコンポジット
EOS 5DMark2 RAW、ISO1000 山梨県・高根町にて
構図を変えて、 ”アイソン彗星” と ”水星” のツーショットです。
ヘールボップ彗星の時もそう思いましたが、ここらに住んでいれば毎日でも撮影できるのですよねえ。
私は、近日点通過前の撮影はこれで(たぶん)終わりです。
後は近日点通過後の大化けを楽しみに待ちましょう。
いつ頃から見えるでしょうね。
2013.11.21 Thursday
星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域2
※ 画像を差し替えました。 (2013.11.25)
60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
この「カシオペア座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
・M52(NGC7654) : 散開星団
・NGC7635 : 散光星雲 (バブル星雲、Caldwell Object C9) ケフェウス座
・Sh2-155 : 散光星雲 (Cave Nebula、Caldwell Object C11)
・NGC7380 : 散光星雲
・NGC7538 : 散光星雲
・NGC7789 : 散開星団
・Sh2-157 : 散光星雲
撮影日時 : 2013/11/05 21:59〜 480sec×12枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約4℃
カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
フィルター : 無し
レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
ガイド : EM11(ノータッチ)
処理 : CameraRaw6、Photosop CS5、StellaImage6.5
StellaNavigator での写野 (恒星は9.0等まで、星雲星団は11.5等までを表示)
この領域は ”カシオペア” と ”ケフェウス” の境界付近ですが、思っていた以上に華やかですね。
秋の銀河(天の川)の中なので微光星がびっしりです。
そしてあちこちに暗黒帯と赤い散光星雲が見られます。
メシエ天体が1つとカルドウェル天体が2つもあって、豪華です。
まだまだ不満なところはたくさんありますが、自分では以前より色乗りや色合いが良くなったかなと思っています。
露光条件は、暗い星空ではフィルター無しで8分を基準にしていきます。
12枚撮影して、8枚以上はコンポジットしたいです。
かぶり等の色ムラはグラデーションツールを使って補正しました。
でもまだ経験が浅いので、実体なのか色ムラなのかの判断がとても悩ましいです。
画像の周辺ではどうしても色ムラに見えてしまいます。
M52、NGC7635、NGC7538、Sh2-157 (ピクセル50%表示で切り抜き)
「M52(散開星団)」の右下にある明るい星雲が「NGC7635(バブル星雲)」です。
でも私の写真では、名前の由来は全くわかりませんね。
「NGC7538」は小さいですが比較的明るいです。
Sh2-155(Cave Nebula) (ピクセル50%表示で切り抜き)
右下の星雲が「Sh2-155」ですが、とても淡くて歯が立ちません。
左上の星雲のほうが明るいですが、名前は無いようです。
NGC7380 (ピクセル50%表示で切り抜き)
散開星団と散光星雲が重なり合っていて、鳳凰星雲という名前があるようです。
NGC7789 (ピクセル50%表示で切り抜き)
散開星団としては、写真ではM52より立派に見えますね。
彗星捜索などで有名な天文家であるレビーが
大好きな10天体に選んだほどの散開星団だそうです。
メシエ番号が付いていないのが不思議なくらいです。
2013.11.20 Wednesday
冬の大三角が大好きです
11/7の晩に、山梨県のみずがき湖で撮影した星空写真をご紹介します。
私が星景写真として最も多く撮っているのは ”冬の大三角” だと思います。
明るい星が多いし、バランスは良いし、フルサイズと24mmの組み合わせにぴったりなのですよねえ。
”冬の大三角” を見ると反射的にカメラを向けてしまうほどです。
毎年毎年たくさんの同じような写真を撮っていても、全く飽きないですね。
この日は、星野写真や彗星の撮影の合間に撮っていました。
この場所は南側に道路があって街灯などの灯りがあるのですが、私はちっとも邪魔だとは感じません。
星景写真にちょうど良い小道具だと思っています。
同じような構図で、1分間の追尾と8分間の固定で撮っています。
この日は星空がとてもきれいで、私の好きな色合いに仕上げることができました。
2013/11/08 00:03 EF24mm F1.4→2.8 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 00:13 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO640 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 01:25 EF24mm F1.4→2.8 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 01:37 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO640 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 04:47 EF24mm F1.4→3.5 追尾撮影(60秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO3200 山梨県・みずがき湖にて
2013/11/08 04:49 EF24mm F1.4→4.0 固定撮影(480秒) Lee Soft-3 Filter(レンズの後ろ)
EOS 5DMark2 RAW、ISO500 山梨県・みずがき湖にて
(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.