3/15の晩はみずがき湖に夜遊びに出かけたのですが、予想外の雲にいじめられてしまいました。
晴れ間が少し広がったので、星景写真を撮ろうと歩き回っていた時のことです。
鹿鳴峡大橋がみずがき湖に映った様子が、何だかいつもと違う気がしました。
しばらくぼぅと見ていて、やっと気が付きました。
橋自体が完全に水面に映っていたのです。
こんなことは初めてなので、慌てて写真を撮りました。
でもこの状態は長くは続かず、30分後にはいつもの姿になっていました。
そういえば、ビジターセンターの「こうちゃん」さんのブログで、昼間の写真ですが「巨大な水鏡」という記事があったのを思い出しました。
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こちら
みずがき湖に映った鹿鳴峡大橋
2016/03/16 01:22 EF24mm F1.4→2.8、固定撮影(120秒) EOS 6D RAW、ISO800
山梨県・みずがき湖にて
写真を良く見ると、手前のほうはさざ波が立っていますが、橋の近くはきれいな鏡面になっていますね。
この日は風はほとんど無かったのですが、単にそれだけが要因なのでしょうか?
この方向には分かるような星座が無かったので、「夜の風景写真」として撮りました。
そのために明るく仕上げています。
似たような構図で、今までに撮影したものをちょっと見返してみましょう。
2016/01/14 00:42 EF24mm F1.4→2.8 固定撮影(20秒) 連続して5枚を撮影
地上風景部分は4枚をコンポジット、星空部分は1枚でLee Soft-1 Filterをレンズの前に配置
地上風景部分と星空部分は別処理してマスクを使って合成
EOS 6D RAW、ISO6400 山梨県・みずがき湖にて
これがいつも見られる姿です。
今までは何気なく見ていましたが、湖面にさざ波が立っているので、光の帯が自分のほうに伸びているように見えるのですね。
さざ波で光が乱反射するおかげで、自分のほうにやってくる光があるという訳です。
光の反射では、入射角と反射角は等しいはずですものね。
2016/02/02 20:35 EF24mm F1.4→2.8 固定撮影(120秒)
EOS 6D RAW、ISO800 山梨県・みずがき湖にて
これは、みずがき湖が部分的に結氷していた時です。
橋の照明は凍った部分でもきれいに映っていますね。
これは氷の上に雪が無いからで、雪が積もっていると映りません。
2016/02/10 23:26 EF24mm F1.4→2.8 Lee Soft-1 Filterをレンズの前に配置 固定撮影(60秒)
EOS 6D RAW、ISO1600 山梨県・みずがき湖にて
これも部分的に結氷していた時ですが、凍っていない部分の湖面に星が映っているのに気が付きました。
どうやら ”カシオペア” の一部が映っているようです。
みずがき湖に星が映っているのを見たのは初めてでした。
多くの部分が結氷しているので、表面付近の水が動かないのだと思います。
みずがき湖には東側(写真では右側)から常に水が流れ込んでいるのです。
それに風が吹いていないのも幸いしたのでしょう。
これは60秒の固定撮影1枚撮りで、マスクを使わずに仕上げています。
撮影時にも悩んだのですが、このようなシーンはどう撮れば良いのでしょうかね。
こうやって振り返ってみると、日によってかなり違いがあるのが分かりました。
水面での反射って、奥が深いですね。