星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2017.10.31 Tuesday

今朝(10/31)のアサシン彗星

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    ずっと撮影したいなあと思っていて、やっと叶いました。
    彗星の旬の時期は過ぎてしまったようですが、何とか間に合ってよかったです。


    アサシン彗星(C/2017 O1)





      2017/10/31 03:47  EF100mm F2.8 Macro (F4.0) 追尾撮影(300秒)
      恒星基準で8枚をコンポジット  EOS 60Da RAW、ISO1600  山梨県・みずがき湖にて

    彗星は ”きりん座” にいて、画像の上方向がほぼ北になります。
    馴染の無い星座なので、カシオペアから辿っていって、やっと写野に入れました。
    100mmレンズで撮るような彗星ではないのですが、いろんな彗星を同じ機材で撮るのも楽しいものです。
    今回はちょうど近くにあるオレンジ色の星との対比が良い感じです。

    DSS(DeepSkyStacker)で恒星+彗星スタックモードでコンポジットできると聞いてやってみたのですが、駄目でした。
    どうも彗星が淡くて、星と認識してくれないようです。
    だから恒星基準でコンポジットしています。

    2枚目の写真はピクセル50%表示で切り抜いたものです。



    5ヶ月ぶりの夜遊びでした。
    秋晴れの快晴で星空がとてもきれいでしたが、もう氷点下に冷え込む季節になったのですね。




    14:12 | 彗星 | comments(2) | - | - | - |







    2017.10.29 Sunday

    星野写真(60Da、100mm) ケフェウス座領域3

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           2017年10月に再処理しました。 → 前のバージョンはこちら

      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

      この「ケフェウス座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・NGC7822 : 散光星雲
        ・Ced 214 : 散光星雲
        ・Sh2-170 : 散光星雲  ※ 星座としてはカシオペア座







        撮影日時 : 2015/10/13 23:57〜  360sec×19枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約1℃
        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        ガイド : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
          ・FlatAidePro
          ・Nik Collection (Silver Efex Pro 2)

        空の暗さ(BC)、透明度(AB)、フォーカス(AB)  5段階評価


      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      この領域はケフェウス座とカシオペア座の境界付近です。
      下側は秋の銀河(天の川)の端にあたるので、微光星がとても多いです。

      ここの目玉は3つの散光星雲で、ちょうどクエスチョンマークの形に見えます。
      全体としてはかなり大きいですね。

      空の透明度が比較的良かったこともあって、2時間近い露光をしました。
      この領域は初めて撮影しましたが、背景がとても複雑です。
      微光星からなる銀河の濃い部分,暗黒部分,そして薄いもやもや(ガス?)、が入り乱れています。
      これらは実体だと思いますが、一部はカブリ等に起因している可能性は否定できません。


      星雲の一部は比較的明るいですが、多くの部分は淡いです。
      いつものようにコントラスト強調をしていっても、淡い部分がなかなか浮かび上がってくれません。
      結局、いつもより2ステップほどコントラスト強調を重ねました。
      星雲は何とか浮かび上がってきましたが、星の綺麗さがかなり犠牲になってしまいました。
      秋の銀河(天の川)は星がとてもきれいな領域なのですがねえ。

      星雲にとっては写野が広いので、背景とのバランスにはとても悩みます。
      星雲が良い感じに仕上がったかなと思っても、全体を見るとイマイチだなあとなってしまうのです。
      この複雑な背景のコントラストをどの程度に仕上げたら良いのだろう?
      薄いもやもや(ガス?)の色合いはどうしたら良いのだろう?
      参考になるような作例を探したのですが、この程度の写野の画像ってあまり無いのですよね。
      結局自分の好みで仕上げてみましたが、まだまだ納得できていません。



      クエスチョンマーク星雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

          3つの星雲をまとめて切り出しました。
          上側の大きな星雲がNGC7822で、一番明るい星雲がCed 214です。
          そして下側の小さな星雲がSh2-170です。
          3つともカタログ名が違うのが不思議ですねえ。

          私の写真では赤一辺倒になってしまいましたが、もっと複雑な色合いのようです。
          NGC7822に重なるように散開星団NGC7762があります。





      06:17 | 旧版 | comments(2) | - | - | - |







      2017.10.27 Friday

      紅葉狩り

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        昨日は朝から秋晴れとなりました。

        久し振りの夜遊びも考えたのですが、奥さんと一緒に紅葉狩りに出かけました。
        山梨県の本谷川渓谷で、みずがき湖の近くの増富温泉の先です。

        紅葉のピークはもう少し先でしょうかねえ。
        でも所々できれいに染まった紅葉を楽しむことができました。
        やはり青空だと映えますよね。



        先日の台風でかなりの雨が降ったので、水量はとても多いです。




        紅葉は順光も良いですが、逆光もきれいですよね。




        色付いた葉とまだ緑色の葉が混じっているのが好きです。




        このカラフルさが何とも言えません。
        カメラをほぼ真上に向けて撮っています。




        緑色の中に色付いた木があると、遠くからでもとても目立ちます。




        赤と黄と緑と青と、何てカラフルなんでしょう。



        みずがき山自然公園にも寄ってみました。
        平日なのに駐車場は車で一杯で、観光バスも来ていました。
        林道は広くないので、バスとのすれ違いはギリギリです。







        見えている山は八ヶ岳だと思います。



        最後にみずがき湖です。
        満天星(どうだん)が真っ赤に染まっていました。
        周りの山々の紅葉はもう少し先でしょうかね。



        こうちゃんさんにお会いできて良かったです。
        肉厚でとても美味しい「こうちゃん椎茸」を買って帰りました。











        2017.10.25 Wednesday

        星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域2

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               2017年10月に再処理しました。 → 前のバージョンはこちら

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「カシオペア座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・M52(NGC7654) : 散開星団
            ・NGC7635 : 散光星雲 (バブル星雲、Caldwell Object C9)
            ・Sh2-155 : 散光星雲 (洞窟星雲(Cave Nebula)、Caldwell Object C11) ※ ケフェウス座
            ・Sh2-157 : 散光星雲 (クワガタ星雲)

            ・NGC7380 : 散光星雲 (鳳凰星雲) ※ ケフェウス座
            ・NGC7538 : 散光星雲
            ・NGC7789 : 散開星団







            撮影日時 : 2016/09/09 23:53〜  360sec×17枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+16℃
            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            追尾 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw8.5 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・FlatAidePro

            空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価


          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



          この領域は ”カシオペア” と ”ケフェウス” の境界付近で、
          秋の銀河(天の川)に沿って切り出した構図になります。
          星がびっしりとちりばめられていて、その中に暗黒帯と赤い散光星雲が散在する様子はとてもカラフルです。
          メシエ天体として散開星団があり、カルドウェル天体として散光星雲が2つもあります。
          星野写真としてはもっと右寄りに構図をとったほうが面白いかなとも思いますが、
          大きな散開星団(NGC7789)を入れたかったのでこんな切り出し方にしてみました。

          この領域の散光星雲は意外と淡いです。
          バブル星雲のバブルのすぐ近くの部分は比較的明るいのですが、
          それ以外は洞窟星雲もクワガタ星雲もそれほど明るくはありません。
          だから透明度の良い空でたっぷり露光してやりたいです。

          でも、この日は天気が安定しなくて、安定した晴れ間は1時間ほどしかありませんでした。
          その前後も含めて3時間ほど撮影して、雲の影響が少ない6枚も含めて17枚を使っています。
          地平高度がかなり高いこともあって、空の透明度は比較的良好でした。
          1枚当たりの露光時間は天気の状態を考えて短めにしたのですが、正解だったと思います。


          処理は非常に難航して何度もやり直しました。
          なにしろ無数の星と淡い星雲の雲合わせですからねえ。
          全体の感じでうまくいったかなと思っても、
          星雲を切り出す段階で「こりゃ駄目だ!」となってしまうのです。
          ああでもないこうでもないといろいろやってみましたが、私にはこのあたりが精一杯です。
          もっともっと星を綺麗に仕上げたいのですが、、、。
          この領域の撮影は3度目なのですが、難易度は非常に高いと痛感しています。
            → 前回はこちら

          銀河(天の川)の中と言っても、左下と右上とでは色合いがかなり違いますね。
          でも参考にできるような画像が見つからなかったので、この色合いは自信がありません。
          散光星雲の領域だけを見ていると、もう少し赤っぽく仕上げたくなります。
          でも左下の領域は、秋の銀河(天の川)の青っぽさを大事にしたいです。
          何度も揺れ動いて、結局は「二兎を追う者は一兎をも得ず」になってしまったような気もします。

          また画像全体の明るさをどの程度に設定するかはとても悩みますね。
          淡く広がっている星雲の様子を表現したいので、結果的にかなり明るく仕上げています。
          またコントラストが強くなりすぎないように、暗黒帯の暗さはほどほどにしました。

          再処理では星像にかなり気を使ったつもりです。
          でも、カラフルさとキラキラ感を大事にして、しかも煩くないようにすることはとても難しいですね。
          結果的には前のバージョンとあまり変わらないような気もしていますが、どうでしょう?



          M52、NGC7635、NGC7538、Sh2-157 (ピクセル50%表示で切り抜き)

              カシオペア座には散開星団が40以上もあるそうで、その中で最大級のものがこのM52です。
              その右下にある明るい星雲が「NGC7635(バブル星雲)」です。
              でも私の写真では、名前の由来は良く分かりませんね。
              もっと拡大撮影すると、綺麗なシャボン玉が浮かび上がってくるそうです。

              「Sh2-157」はクワガタ星雲と呼ばれています。
              淡い星雲ですが、何とかクワガタの頭と角が分かりますね。
              「NGC7538」は小さいですが比較的明るいです。
              そしてその上に淡くて大きな星雲が広がっていますね。




          Sh2-155(洞窟星雲) (ピクセル50%表示で切り抜き)

              左上の星雲が洞窟星雲と呼ばれている「Sh2-155」です。
              色合いがとてもきれいですが、思っていた以上に淡いです。
              輝線星雲の最も明るいカーブに隣接している東側の暗いラインが深い洞窟に見えるようです。

              右下の星雲は「Sh2-154」です。




          NGC7380 (ピクセル50%表示で切り抜き)

              散開星団と散光星雲が重なり合っていて、鳳凰星雲という名前があるようです。
              ハーシェルが見つけた時は、散開星団として記録されていたようです。 




          NGC7789 (ピクセル50%表示で切り抜き)

              散開星団としては、写真ではM52より立派に見えますね。
              彗星捜索などで有名な天文家であるレビーが
              大好きな10天体に選んだほどの散開星団だそうです。
              メシエ番号が付いていないのが不思議なくらいです。





          08:51 | 旧版 | comments(6) | - | - | - |







          2017.10.24 Tuesday

          100mmレンズの星野写真

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            2013年から100mmレンズによる星野写真を撮影してシリーズ化しています。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
            撮影対象は現在112で、そのうち未撮影が11です。

            機材は以下です。
              ・カメラ : Canon EOS 60Da
              ・レンズ : EF 100mm MACRO F2.8 IS
              ・フィルター : 無し

            最初は光害カットフィルター(LPS-P2 (FF))を使っていたのですが、画像の色合いが気に入らなかったので使わなくなりました。
            最近は必要性も感じているのですが、このスタイルを貫いています。


            撮影も画像処理も思っていた以上に厄介で、難易度がとても高いなあと感じています。
            最初は甘く見ていましたが、4年ほど頑張ってもまだゴールにたどり着けないでいます。





            撮影において重要なのは、空の透明度とフォーカス調整だと思っています。
            それらが満足できる状態でないことが多くて、再撮影の繰り返しを余儀なくされています。


            一方で画像処理方法はツールも含めて少しづつ変わっています。
            これが進歩だと良いのですが、、、。

            すでに公開した画像を見直してみると「これ駄目だなあ」と思うものが少なくありません。
            画像の荒れや星像の崩れだったり、カブリ補正の過不足だったりと、いろいろなことが目に付きます。

            そこで少し再処理をしてみようと思いました。
            出来たものからご紹介していくつもりです。


            もちろん写りの良くないものは画像処理をいくら頑張っても駄目ですから、それらは撮影からやり直したいと思います。
            来年中のゴールを目指したいのですが、どうなることやら、、、。











            2017.10.21 Saturday

            台風への備え

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              お久しぶりです。
              暫く夜遊びもブログもお休みしていました。
              特に何かあった訳ではなくて、ただ何となくです。


              そろそろ復活しようかなと思ったら長雨が続いて、
              おまけに超大型の台風がほぼ直撃のコースで近づいてきているじゃないですか。
               

              昨日のうちに家の周りを片付けて、夕方に期日前投票に行ってきました。
              みんな同じことを考えているようで、長蛇の列が出来ていて、30分ほどかかりました。

              今日はスーパーに買い物に行ったのですが、こちらも朝から混雑していました。

              これから3日間ほど自宅で籠城することになりますが、大きな被害が出ないか心配ですね。











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