60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。
この 「オリオン座領域2」 には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
・IC2118 : 反射星雲 (魔女の横顔星雲、NGC1909) 星座はエリダヌス座
・NGC1788 : 反射星雲
以下はオリオン座領域(1)
・M42 : 散光星雲 (オリオン大星雲、NGC1976)
・M43 : 散光星雲 (NGC1982)
・NGC1973 : 散光星雲 (Running Man Nebula) 星雲の中にある散開星団はNGC1977
・NGC1999 : 反射星雲
・NGC2024 : 散光星雲 (燃える木星雲)
・NGC2023 : 反射星雲
・IC434 : 散光星雲
・B33 : 暗黒星雲 (馬頭星雲)
撮影日時 : 2014/10/25 01:13〜 480sec×11枚
撮影場所 : 長野県・蓼科にて 気温は約-2℃
撮影日時 : 2017/12/20 21:54〜 300sec×24枚
撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-4℃
カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
フィルター : 無し
レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
追尾 : EM11(ノータッチ)
処理
・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
・CameraRaw9.12 : Raw現像
・Deep Sky Stacker : コンポジット
・Photosop 2020 : コントラスト調整、色合い調整、等々
・StellaImage6.5 : デジタル現像
・StarNet++2
・Nik Collection (Dfine 2)
空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価 2014/10/25
空の暗さ(C)、透明度(B)、フォーカス(B) 5段階評価 2017/12/20
StellaNavigator での写野 (恒星は10.0等まで、星雲星団は12.0等までを表示)
「オリオン座領域1」 で 「M42」 , 「燃える木星雲」 , 「馬頭星雲」 などを撮っているので、
この領域での主役は 「魔女の横顔星雲」 です。
でも欲張って両方を入れた構図にしてみました。
写野がもう少し広いと良かったですね。
2014年と2017年に撮影した画像を使って仕上げていますが、長辺方向は約96%,短辺方向は約98%のトリミングになっています。
明るい星雲などはあまり変わりませんが、総露光時間が伸びたので、淡い部分はだいぶ滑らかになったように思えます。
この領域は人工衛星と思われる航跡がたくさん写り込むのですが、DSSでコンポジットしたので消すことができました。
IC2118 (ピクセル33%表示で切り抜き) ※ 上下を反転させています。
”リゲル” の西側にある大きな反射星雲です。
星座としては ”エリダヌス座に” 位置します。
その形が魔女の顔に似ていることから 「魔女の横顔星雲」 という愛称 が付けられています。
分かりやすいように、切り出し画像は上下を反転させました。
もう少ししっかり写したいのですが、どうもうまくいきません。
色合いはもっと青白いイメージなのですが、、、。
NGC1788 (ピクセル50%表示で切り抜き)
淡い分子雲?がもくもくしているなかで、比較的明るい部分が 「NGC1788」 です。
この切り出し画像では左上に位置しています。
反射星雲とは、近くにある星の光を反射して分子雲が輝いて見える星雲です。
この反射星雲には暗黒帯も見られ、結構複雑な様子のようです。
オリオン座のハイライト領域 (ピクセル33%表示で切り抜き)
オリオン座のハイライト領域を切り出してみました。
淡い分子雲を介して全てが繋がっているように見えます。
ついついカラフルで派手に仕上げてしまいますね。