星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

<< March 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

2018.03.30 Friday

片柳学園・八王子キャンパスを散策

0

    うちの近くに片柳学園・八王子キャンパスがあります。

    桜の時期だけキャンパス内(の一部)に入れるというので行ってみました。
    いやあ、噂には聞いていましたが、これほど凄いキャンパスとは、、、。




    思わず地球防衛軍の本部かと思ってしまいました。




    リゾートホテルかと思うような建物ですねえ。
    ここでぐるぐる写真を撮ったら面白いだろうなあ。







    これは日本庭園?







    桜も満開です。
    この時期にこれだけ晴天が続くのも珍しいですね。
    暖気が退いて寒気が少し入ってきたので、きれいな青空を期待したのですが、、、。
    花粉やPM2.5の影響もあるのでしょうか?





    これで今年の花見はおしまいでしょうかね。











    2018.03.29 Thursday

    片倉城址公園のカタクリ

    0

      昨日の記事の続きです。

      片倉城址公園はカタクリも楽しめます。
      花はたくさん咲いていましたが、写真を撮るには時期的に少し遅かったようです。

      咲き始めの頃は、花は朝には閉じていて、明るくなるとだんだんと開いてきて、午後にはそっくり返ってきます。
      今年は午前中からすでにそっくり返っている花が多かったです。
      昨年の同じような時期には、見頃の少し前でした。























      2018.03.28 Wednesday

      片倉城址公園の桜

      0

        今年も八王子の片倉城址公園の桜を見に行きました。
        ここの桜は、我が家が(勝手に)標本木としています。

        満開の一歩手前で、ほぼ満開と言ってもよいかもしれません。
        昨年は4/10頃だったので、今年は本当に早いですね。

















        桜を楽しむには絶好の気候なのですが、花粉の真っ盛りなのですよねえ。
        帰ってきたら目が痒くて痒くて、、、。
        マスクなどをしないで春を楽しみたいですね。











        2018.03.23 Friday

        星野写真(60Da、100mm) おおぐま座領域1

        0

          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

              2013年と2015年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                ・2013/12/30に撮影 → こちら
                ・2015/02/13に撮影 → こちら


          この「おおぐま座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・M81(NGC3031) : 系外銀河(渦巻銀河)
            ・M82(NGC3034) : 系外銀河(不規則銀河/棒渦巻銀河) スターバースト銀河







            撮影日時 : 2013/12/30 01:43〜  480sec×8枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−8℃

            撮影日時 : 2015/02/13 20:59〜  240sec×23枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−8℃

            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            追尾 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw8.5 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩強調
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
              ・FlatAidePro : フラット処理
              ・Nik Collection (Dfine 2)

            空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(AB) 5段階評価  2013/12/30
            空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/02/13



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



          ”北斗七星” は「おおぐま」の腰からしっぽに相当しますが、この領域は「おおぐま」の頭に近いところです。
          主役は2つの明るい銀河ですが、それ以外にも系外銀河が点在しています。
          画像を拡大して探してみるのはとても楽しいですね。
          でも「NGC2574」が外れてしまったのは残念です。

          今までに2013年と2015年の2回撮影しています。
          でも、いずれも部分的に薄雲の影響があったようで、背景の色合いに少しムラが見られます。
          その2回分の画像を使って再処理してみました。
          それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
          その後はいつもの手順で仕上げています。
          写野が少しずれていたので、横方向が91%、縦方向が94%のトリミングになっています。
          肝心の銀河の写りは、ちょっと期待したのですが、ほとんど代わり映えしませんでした。

          所々に微かにもやもやしたものが見えていますが、これは分子雲です。
          銀河を主役にして仕上げた後で、分子雲を炙り出そうとしたのですが途中で断念しました。
          2回分の画像を使ってもうまく炙り出せませんでした。
          色合いも汚いし、、、。
          できれば分子雲を主役にした構図で撮り直してみたいですね。



          M81、M82 (ピクセル50%表示で切り抜き)

              「M81」は大きな銀河なので、100mmレンズでも形や腕の様子がある程度は分かります。
              渦巻きがぐるっと周囲を巻いた姿が、とっても美しいですね。

              「M82」は中心部からすごい勢いでジェットが飛び出しているそうで、
              スターバースト銀河と呼ばれています。
              私の写真でも、雰囲気だけはわかるような気がします。
              このジェットはHα光で赤く輝いているのですが、ノイズ低減処理で消えてしまったようです。

              その他にも2個ほど系外銀河が写っています。





          09:35 | 旧版 | comments(2) | - | - | - |







          2018.03.21 Wednesday

          雪が積もってきました

          0

            八王子では、朝から降っていた雪が昼前から積もり出しました。
            大粒の湿った雪です。




            シロとグレが庭を見ていますが、何だと思っているのでしょうね?
            空(くう)も一緒に撮りたかったのですが、なかなか揃ってくれませんでした。











            2018.03.15 Thursday

            勢揃いの写真がやっと撮れました

            0

              早いもので、子猫(シロとグレ)はもう生後5か月になりました。
              体も大きくなって、やんちゃ坊主そのものです。
              でも鳴き声はまだ子供なのですよね。




              窓越しですが勢揃した写真を撮りました。
              なかなか揃ってこちらを見てくれないので、片手でじゃらしを振りながらの撮影です(笑)。


              私は花粉症が酷いので、この時期の昼間は引きこもっていることが多いです。
              しかも今年はいろいろあって、夜遊びからも遠のいています。
              今年はまだ一度も夜遊びに出かけていないのですよねえ。











              2018.03.13 Tuesday

              星野写真(60Da、100mm) しし座領域1

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

                    2015年に2回撮影した画像を使って再処理してみました。
                      ・2015/01/24に撮影 → こちら
                      ・2015/05/10に撮影 → こちら


                この「しし座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・M65(NGC3623) : 系外銀河(渦巻銀河)
                  ・M66(NGC3627) : 系外銀河(棒渦巻銀河)
                  ・M95(NGC3351) : 系外銀河(棒渦巻銀河)
                  ・M96(NGC3368) : 系外銀河(渦巻銀河)
                  ・M105(NGC3379) : 系外銀河(楕円銀河)
                  ・NGC3628 : 系外銀河(渦巻銀河)







                  撮影日時 : 2015/01/24 01:28〜  240sec×20枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-8℃

                  撮影日時 : 2015/05/10 20:19〜  240sec×21枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+10℃

                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  追尾 : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                    ・DSS : コンポジット
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                    ・FlatAidePro : フラット処理
                    ・Nik Collection (Dfine 2)

                  空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(C) 5段階評価  2015/01/24
                  空の暗さ(CD)、透明度(C)、フォーカス(AB) 5段階評価  2015/05/10


                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                この領域には比較的大きな系外銀河が6個もあり、そのうち5個にメシエ番号が付いています。
                それ以外にも系外銀河がたくさん写ります。

                2015年に2回撮影した画像を使って再処理してみました。
                1月に撮影したものは、空の状態はまあまあでしたが、星の周りに赤いフリンジが少し出てしまいました。
                5月に撮影したものは、フォーカス調整はうまくいきましたが、空の状態は今一つでした。

                それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
                その後はいつもの手順で仕上げています。
                写野が少しずれていたので、横方向が98%、縦方向が97%のトリミングになっています。
                肝心の銀河の写りは、ちょっと期待したのですが、ほとんど代わり映えしませんでした。
                それでも背景は少しだけきれいになったような気がします。

                今回は銀河の内部構造をあまり潰さないように、炙り出しは少し控え目にしたつもりです。
                でも対象が小さいので、少しでもはっきりくっきりさせたい気持ちが抑えきれませんでした。
                また背景の色ムラがちょっと目障りでした。
                ときどきあるのですが、何でしょうね?
                色ノイズ低減を強めにかけたので、銀河の色合いが淡泊になってしまったのが残念です。



                M65,M66,NGC3628 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                    比較的大きな3つの銀河がこんなに近くに集まっていて、「しし座の銀河トリオ」と呼ばれています。
                    実際にこれら3つの銀河は銀河群を形成しているそうです。
                    それぞれに形が違っていて面白いです。

                    「M65」は渦巻きの腕が締まっていて、紡錘形に見えます。 
                    「M66」の腕は非対称で、コアの位置も中心からずれています。
                    これは他の2つの銀河の引力に起因すると考えられているそうです。
                    「NGC3628」は銀河の円盤部が外にいくほど幅が広がっているように感じます。
                    横方向に暗黒帯が写っているような気がしますね。




                M95,M96,M105 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                    こちらも比較的大きな3つの銀河が集まっていて、しかも全てメシエ天体です。
                    「M95」と「M96」は渦巻き銀河、「M105」は楕円銀河ですが、
                    私の写真では違いが分かり難いですね。
                    M105の近くにさらに銀河が2つ見えます。

                    「M95」も「M96」も比較的正面から見ているので、拡大撮影すると渦巻きの腕の様子が分かります。
                    でも両者とも腕は淡いようですね。





                09:05 | 旧版 | comments(2) | - | - | - |







                2018.03.09 Friday

                星野写真(60Da、100mm) おおぐま座領域3

                0

                       2015年と2017年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                         ・2015/02/20に撮影  → こちら
                         ・2017/04/29に撮影  → こちら


                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「おおぐま座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・M51 : 渦巻銀河 (子持ち銀河)  星座としてはりょうけん座に位置します。
                    ・M101 : 渦巻銀河 (回転花火銀河)

                    ・NGC5377 : 銀河
                    ・NGC5474 : 銀河







                    撮影日時 : 2015/02/20 00:14〜  300sec×19コマ
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約−8℃

                    撮影日時 : 2017/04/29 20:48〜  360sec×21枚
                    撮影場所 : 山梨県・みずがき湖 気温は約+5℃

                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    追尾 : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw9.9 : Raw現像
                      ・DSS : コンポジット
                      ・FlatAidePro : フラット補正
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                      ・Nik Collection (Dfine 2)

                    空の暗さ(C)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/02/20
                    空の暗さ(B)、透明度(BC)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/04/29


                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                  2つの明るい星は北斗七星の一部なので、場所が分かり易いですね。
                  この領域には大きくて写真写りの良い系外銀河が2つもあります。
                  それ以外にも12等級より明るい銀河が幾つかあり、等倍で表示してみると小さな銀河がたくさん見つかります。

                  2015年と2017年に撮影した画像を使って再処理してみました。
                  それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
                  その後はいつもの手順で仕上げています。
                  写野が少しずれていたので、横方向が95%、縦方向が98%のトリミングになっています。

                  銀河の写りは2015年に撮影したほうが良いです。
                  2月の夜半後に撮影したので、空の状態が良かったのでしょう。
                  2017年の撮影は、空は暗かったですが時間帯が早かったのが少し足を引っ張ってしまったのかもしれません。
                  銀河の色合いも少し赤みが強いです。
                  空の透明度,暗さ,そしてフォーカスの追い込みと、なかなか全てが揃いませんね。

                  2回分の画像を使った結果は何とも微妙ですね。
                  銀河の腕の様子は少しだけ鮮明になったような気がします。
                  でも色合いは2017年に撮影したものに引きずられてしまいました。

                  明るい星が滲んでいますが、薄雲の影響でもなくて、フィルムでのイラジエーションみたいなもののようです。



                  M51 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                      「子持ち銀河」と呼ばれています。
                      大きな銀河の渦巻きの1本の先に、NGC5195と名付けられた小型の銀河がくっ付いています。
                      この様子は焦点距離の短いレンズでも結構よく分かります。
                      さらに右上の方向に淡い部分が伸びていますね。




                  M101 (ピクセル67%表示で切り抜き)

                      「回転花火銀河」と呼ばれています。
                      見かけの大きさは、M31やM33についで大きいものです。
                      真上から見ているので渦の様子が見やすくて、この焦点距離でも分かりますね。
                      腕の広がりが対称形でないのが面白いです。





                  07:50 | 旧版 | comments(0) | - | - | - |







                  2018.03.03 Saturday

                  星野写真(60Da、100mm) ケンタウルス座領域1

                  0

                         2015年に撮影した2回分の画像を使って再処理してみました。
                            ・2015/03/26に撮影 → こちら
                            ・2015/04/17に撮影 → こちら


                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「ケンタウルス座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・オメガ(ω)星団(NGC5139) : 球状星団 (Caldwell Object C80)
                      ・ケンタルウス座A(NGC5128) : 楕円銀河 (Caldwell Object C77)







                      撮影日時 : 2015/03/26 00:44〜  90sec×25枚
                      撮影場所 : 山梨県・清里にて 気温は約-10℃

                      撮影日時 : 2015/04/17 23:13〜  150sec×20枚
                      撮影場所 : 長野県・蓼科にて 気温は約-5℃

                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      追尾 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・DSS : コンポジット
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々
                        ・FlatAidePro : フラット補正
                        ・Nik Collection (Dfine 2)

                      空の暗さ(×)、透明度(DE)、フォーカス(B) 5段階評価  2015/03/25
                      空の暗さ(E(-))、透明度(DE)、フォーカス(BC) 5段階評価  2015/04/17



                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                    この領域の目玉はオメガ星団という超大物の球状星団です。
                    少し上にあるケンタウルス座Aという銀河もなかなか面白いです。
                    でも、地平高度がとても低いので撮影のチャンスがなかなかありません。
                    オメガ星団は南中時でも7度ほどの高度しかなく、低空の霞(もや)の影響を強く受けてしまいます。

                    2015年の春は、この領域の撮影を最優先にしてチャンスを待ちました。
                    3月に清里でやっと撮影に漕ぎつけましたが、南側が明るくて、しかも低空は透明度が良くありませんでした。
                    そして、4月にもっと標高の高い蓼科で次のチャンスが訪れました。
                    黄砂などの影響で南側は霞んでいたものの、前回よりは空の状態は多少良かったです。

                    超低空を撮影する場合には、大気差による星の浮き上がりが問題になります。
                    その程度は地平高度で敏感に変わるので、コンポジットしたときに星の位置が合わなくなります。
                    この機材の場合には、その影響が許せるのは南中前後の短い時間帯(±15分ほど)です。
                    でもコンポジットの枚数を稼ぎたいので、その前後に撮影したコマも使っています。
                    そのため今回はオメガ星団で位置合わせを行っていますが、上や下では星がきれいに重なっていません。


                    2015年の4月に撮影したものは、前回よりも良く仕上げたいと無理をしたせいか、画像がだいぶ荒れてしまいました。
                    そこで、2回分の画像を使って再処理してみました。
                    それぞれすでにコンポジットしてある画像の明るさを合わせてから、DSSで重ね合わせをしています。
                    その後はいつもの手順で仕上げています。

                    2回分の画像を使うと、総露光時間が長くなった以上に画像の荒れが抑えられるような気がします。
                    それぞれの荒れの様子は異なっているでしょうから、平均化されて目立たなくなるのでしょうかね?
                    それに気を良くして、またまたちょっとやり過ぎてしまったかもしれません。
                    オメガ星団はどうしてもつぶつぶ感を表現することができません。
                    いろいろな原因が考えられますが、この焦点距離では無理なのかもしれません。
                    だから、どちらかというとその巨大さを強調する方向で仕上げています。

                    低空の空の状態の影響でしょうか、オメガ星団はかなり赤みが強く写っていました。
                    その赤みを抑えるように仕上げていったので、星の色合いがとても乏しくなってしまったのが残念です。

                    2回の写野のずれがちょっと大きくて、横方向が84%、縦方向が83%のトリミングになってしまいました。
                    なお、おとめ座のスピカはオメガ星団と赤経がほぼ同じなので、とても良い目印になります。



                    オメガ星団 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        全天で最も大きな球状星団です。
                        肉眼でも見える明るさですが、日本では地平高度がとても低いので無理でしょうかね。
                        双眼鏡で見ると、その大きさにびっくりします。
                        この星団は一つの恒星と考えられていたそうで、
                        名前はそのケンタウルス座ω(オメガ)星という符号が与えられたことに由来します。 
                        低空の霞(もや)の影響をかなり受けてしまいましたが、本来はどんな色合いなのでしょうね?




                    ケンタウルス座A (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        2つの銀河が衝突しているそうで、強烈な電波を出している天体として有名です。
                        中央には暗黒帯の切れ込みがあり、私の写真でも分かります。





                    19:22 | 旧版 | comments(2) | - | - | - |







                    ▲top