星空が好き、猫も好き

星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ
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2016.12.13 Tuesday

星野写真(60Da、100mm) いっかくじゅう座領域2

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    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。

    この「いっかくじゅう座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
      ・NGC2170 :  散光星雲

      ・NGC2182 :  散光星雲
      ・vdB68 : 散光星雲
      ・vdB69 : 散光星雲
      ・vdB70 : 散光星雲






      撮影日時 : 2016/11/26 01:05〜  360sec×25枚
      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃
      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
      フィルター : 無し
      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
      追尾 : EM11(ノータッチ)
      処理
        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
        ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

      空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(B)  5段階評価




    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




    この領域は ”いっかくじゅう座” と ”オリオン座” の境界付近です。
    散光星雲 NGC2170 付近が主役なのですが、オリオンのハイライト領域も入れてみました。
    <BR>
    前回は構図が傾いてしまって、主役付近が写野の端になってしまいました。
      → 前回はこちら
    今回はそのあたりは十分注意したのですが、逆にM78がぎりぎりで写野の外に、、、(涙)。

    主役のNGC2170付近には散光星雲が点在していますが、どれも小さくてかなり淡いです。
    番号が付いているものはどれも青い星雲のようですが、近くには紫色やオレンジ色の星雲もあるようです。
    でも私の写真では、それらはほとんど分かりませんね。

    空の透明度も比較的良く、たっぷり露光したので、かなり派手目に仕上げました。
    前回はやや青みを強くしたので、今回はその反動?で逆方向になりました。
    と言うか、何故か同じような色合いに出来なかったのです。
    色合い調整って、不思議なところがありますよね。



    NGC2170 (ピクセル50%表示で切り抜き)

        ちょっと自信が無いですが、この付近の星雲の番号を下の画像に記入してみました。
        番号が付いているものは青い星雲のようですが、近くの青っぽい星の色とは微妙に違いますね。
        紫色やオレンジ色の星雲もあるようですが、とても淡くて歯が立ちません。
        それぞれは小さくても集まっている様子はとてもカラフルできれいです。
        「山椒は小粒でも」と言ったところでしょうか。

        なお、ここは典型的な星生成領域だそうですね。
     





    オリオン座のハイライト領域 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        オリオン座のハイライト領域を切り出してみました。
        淡い分子雲を主体に仕上げているので、明るい星雲は白飛び状態です(苦笑)。
        両立できればもっときれいな画像になるのでしょうね。
        分子雲や暗黒星雲と明るく輝いている星雲とは一体になっているように見えますね。
        近くに明るく輝いている星があると、散光星雲や反射星雲として見えているのだと思います。
     


     








    2016.12.07 Wednesday

    星野写真(60Da、100mm) うお座領域1

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      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


      この「うお座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
        ・M74(NGC628) : 渦巻き銀河






        撮影日時 : 2016/11/25 23:16〜  300sec×18枚
        撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約-3℃
        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
        フィルター : 無し
        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
        追尾 : EM11(ノータッチ)
        処理
          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
          ・FlatAide : フラット補正
          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

        空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



      うお座の星の並びはよく分からないので、おひつじ座の明るい星から辿っていきます。
      でも最初におひつじ座の位置を間違えてしまって、無駄に時間を費やしてしまいました。
      早く自動導入ができるようにしないといけませんね。

      この領域は恒星以外の天体がほとんど無くて、ちょっと(かなり)寂しいです。
      試写画像を裏面モニターで見ても、M74は恒星ではなさそうですが渦巻銀河とは分かりませんでした。 

      前回(2014.10.24)と比較すると、残念ながら前回の方が写りが少し良いですね。
        → 前回はこちら
      M74の色合いもだいぶ違って、前回は青白っぽくて今回は赤っぽいです。 
      どちらが本当なのでしょう?

      全体的に背景に色ムラが見られるのですが、露光時間をもっと長くしたほうが良かったかもしれません。
      ちなみに処理前のヒストグラムのピーク位置は、左側から1/3あたりでした。
      また一部にとても淡いですが、まるで分子雲のようなもやもやがあるのです。
      でもこんなところに分子雲なんか無いでしょうから、単なるムラでしょうかね?



      M74 (ピクセル100%表示で切り抜き)
          無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。
          真上から渦巻きを眺める格好になるフェイスオン銀河です。
          でもメシエ天体の中で最も暗い天体の一つと言われているそうです。
          渦巻きの形はとてもきれいだそうですが、とても淡いですね。
       


       








      2016.11.23 Wednesday

      星野写真(60Da、100mm) ぎょしゃ座領域2

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        60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
        メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


        この「ぎょしゃ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
          ・Sh2-240(Simeis 147) : 超新星残骸

          以下の対象は「ぎょしゃ座領域 (1)」を参照して下さい。  → 星野写真リストはこちら
            ・M36 : 散開星団
            ・M38 : 散開星団
            ・IC405 : 散光星雲(まがたま星雲、Caldwell Object C31)
            ・IC410 : 散光星雲
            ・IC417 : 散光星雲

            ・Mel.31: 散開星団
            ・Sh2-235 : 散光星雲







          撮影日時 : 2016/11/04 02:49〜  480sec×12枚
          撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+2℃
          カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
          フィルター : 無し
          レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
          追尾 : EM11(ノータッチ)
          処理
            ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
            ・CameraRaw8.5 : Raw現像
            ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
            ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

          空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価



        StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




        この領域の主役は「Sh2-240」という超新星残骸です。
        ”おうし座” と ”ぎょしゃ座” の境界付近にあり、一般的には所属は ”おうし座” とするようです。

        ぎょしゃ座の散開星団や散光星雲と一緒に撮ろうとして、前回は大失敗をしてしまいました。
        まがたま星雲(IC405)が切れてしまったのです。
          → 前回はこちら
        そこで今回は思い切ってM37(散開星団)を外しました。

        撮影対象が天頂付近にあり、空の透明度も比較的良かったので、1枚当たり8分とたっぷり露光しました。
        でもできればもう少し枚数を稼ぎたかったです。
        やはり「Sh2-240」はとても淡いですね。
        R成分に関して、背景より少し輝度の高い領域を持ち上げてみたのですが、これで精一杯です。
        前回も思ったのですが、
        光害カットフィルターを使うとか、撮影の段階でもっとコントラストを高める工夫をしないとやはり駄目ですね。

        「Sh2-240」の右側に同じような色合いをしたものが広がっていますが、分子雲でしょうかねえ?
        何か「Sh2-240」よりも目立っていますね。



        Sh2-240 (ピクセル25%表示で切り抜き)

            およそ10万年前に出現したと言われている超新星残骸です。
            大きさは4度ほどもありますが、とても淡いです。
            試写画像を裏面モニターで見ても何も分かりませんでした。

            諧調を反転させてみましたが、レムナントの形だけは辛うじて分かりますかね。
         





        IC410 付近 (ピクセル33%表示で切り抜き)

        IC410付近を切り出してみました。
        星雲・星団が集まっていて、とても華やかです。
        この辺りの星雲は比較的明るいので、「Sh2-240」と両立させるのは無理そうです。
         


         








        2016.11.13 Sunday

        星野写真(60Da、100mm) おうし座領域2

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          60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
          メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


          この「おうし座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
            ・M45 : 散開星団 (プレアデス星団、すばる(和名))

            ・IC353 : 散光星雲
            ・IC359 : 反射星雲
            ・IC1435 : 反射星雲 (メローペ星雲)
            ・暗黒星雲(Bはバーナード・カタログ)






            撮影日時 : 2016/11/03 23:59〜  360sec×20枚
            撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて 気温は約+3℃
            カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
            フィルター : 無し
            レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
            追尾 : EM11(ノータッチ)
            処理
              ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
              ・CameraRaw8.5 : Raw現像
              ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
              ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

            空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



          StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




          この領域は何と言っても ”プレアデス星団(すばる)” です。
          清少納言が「枕草子」で筆頭に挙げているくらいですからね。

          でも、おうし座分子雲のうねうねが面白いです。
          だからあえてM45を端に寄せて、分子雲を入れた構図にしてみました。
          左上の赤茶色の暗い雲のように写っているのが分子雲です。
          この画像にはその一部分しか写っていませんが、フィルム時代ではこんなものは見たこともなかったです。

          さらにこの領域は、全体に淡いもやもやしたものが見られます。
          これは星間雲なんでしょうね。
          その星間雲の濃い部分が分子雲となり、近くに明るい星があると散光星雲や反射星雲として輝くのでしょうね。

          フォーカス調整がうまくいったので、星の色合いを大事にしながら、
          もやもやを前回よりも浮かび上がらせてみました。
            → 前回はこちら
          そのせいでしょうか?全体的に少し赤みが強くなったようです。
          一方で、M45を取り巻く星雲の色合いはちょっと不満が残っています。
          前回のようにもう少し青みを強くしたかったのですが、うまく調整できませんでした。
          ここで初めて気が付いたのですが、
          星にまとわりついている部分と大きくとりまいている部分とでは少し色合いが違うのですね。

          あちこちに存在する淡いもやもやは場所によって色合いが違います。
          少し青っぽいものもあれば、少し赤っぽいものもあります。
          これは単なる色ムラではなくて実体だと思っているのですが、ちょっと自信がありません。

          また左上の分子雲のなかに反射星雲(IC359)がありますが、とても淡いです。



          M45 (ピクセル50%表示で切り抜き)

              プレアデス星団は青白っぽい星雲に囲まれているように見えます。
              でも星団と星雲は関係がなくて、たまたま星雲がこの場所にあって照らされているだけらしいです。
              メローぺの周りの星雲はIC1435という番号が付いています。

              さらにその周りにはとても淡いもやもやが見えます。
              M45の左上の領域はやや青っぽく見えますが、右下の領域は少し赤みが感じられます。

              青白い色調の中で、オレンジ色の星がとても綺麗で目立っていますね。

           


          この領域の左側は「おうし座領域4」として撮影しているので、モザイク合成してみました。
            → おうし座領域4はこちら
          画像のコントラストや色合いを合わせていないので、いつか再挑戦してみたいです。





           








          2016.11.08 Tuesday

          星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域1

          0

            60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
            メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


            この「カシオペア座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
              ・M103(NGC581) : 散開星団
              ・NGC281 : 散光星雲
              ・IC59/63 : 散光星雲

              ・NGC663 : 散開星団(Horsechow Cluster、Caldwell Object C10)
              ・NGC457 : 散開星団(E.T. Cluster、Caldwell Object C13)






              撮影日時 : 2016/11/03 21:36〜  360sec×20枚
              撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+4℃
              カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
              フィルター : 無し
              レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
              追尾 : EM11(ノータッチ)
              処理
                ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

              空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価



            StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




            カシオペアの中心部とも言える領域で、Wの明るい星の3つが入っています。
            思っていた以上にカラフルで、とても楽しい領域ですね。
            でも場所によって背景の色合いがかなり異なっていて、色合いの仕上げ方がとても難しいです。
            本来の色合いの違いなのか単なる色ムラなのかとても悩ましいです。
            特にシアンが強い領域があるのが私は苦手です。
            パックマン星雲を入れたのでこのような構図になりましたが、もっと北側が気になるところですね。

            この領域は散開星団がとても多いです。
            しかもカルドウェル・カタログに選ばれているものが2つもあります。

            秋の銀河(天の川)の中なので、いろんな要素が入り混じっています。
            でも全体を見ながら仕上げていったので、個々の対象に適した処理にはなっていないと思います。
            このあたりが写野の広い星野写真のとても厄介なところだと感じています。

            この領域を撮影するには時期的に少し遅くて、前回同様に夜半前の撮影になってしまいました。
              → 前回はこちら
            でも地平高度が高いので、枚数を多くして撮影してみました。
            前回と比べてフォーカス調整が比較的うまくいったので、星の色合いが表現できたかなと思っています。



            M103 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                天の川の中なので、散開星団は微光星に埋もれてしまいそうです。
                この領域は散開星団がとても多くて、M103は目立たないですね。

                写真ではNGC663のほうがずっと見栄えがして、カルドウェル・カタログに選ばれているのも納得できます。
             



            NGC281 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                その形から「パックマン星雲」と呼ばれています。
                比較的明るくて、満月ほどの大きさがあります。
             



            IC59/63 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                Wの真ん中の星(γ星)にまとわりつくように位置している小型の反射星雲です。
                全体はひとかたまりの星間ガスのようですが、
                γ星の北側にIC59,北東側にIC63という番号が付いています。
                色がとても綺麗な星雲ですね。
                でも拡大撮影では、γ星のゴーストが厄介かもしれません。
             



            NGC457 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                ふくろう星団(Owl Cluster)、とんぼ星団(Dragonfly Cluster)、ET星団(E.T. Cluster)などと、
                いろいろな愛称があるようです。
                ET星団は2つの明るい星から連想されるのでしょうね。

                その東側に小さい赤い星雲があって気になるのですが、番号等は分かりません。
             





            この領域はずっと撮り直したいと狙っていたのですが、相性が悪いのか失敗続きでした。
            10月上旬に撮影した時は、赤いフリンジがかなり出てしまって仕上げるのを断念しました。
            10月下旬に撮影した時は、明るい星の周囲に盛大なハロー?が出てしまいました。 → 下の画像
            ヒーターのスイッチが切れていて、どうもレンズが少し曇ってしまったようです。

            星野写真としてはこれも面白いのですが、IC59/63に影響が出てしまったので泣く泣くボツにしました。


            という訳で、今回は3度目のだったのです。



             

             









            2016.10.31 Monday

            星野写真(60Da、100mm) さんかく座領域1

            0

              60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
              メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


              この「さんかく座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                ・M33(NGC598) : 渦巻銀河
                ・NGC752 : 散開星団(Caldwell Object C28) (星座としてはアンドロメダ座に位置します)






                撮影日時 : 2016/10/24 20:49〜  300sec×18枚
                撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約-2℃
                カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                フィルター : 無し
                レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                追尾 : EM11(ノータッチ)
                処理
                  ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                  ・CameraRaw6 : Raw現像
                  ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                  ・FlatAide : フラット補正
                  ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



              StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




              この領域は何と言っても ”M33” ですね。
              カルドウェル天体のC28を入れたかったので、縦構図にしています。

              M33はとてもきれいな渦巻き銀河ですね。
              地球から見ると、ほとんど回転軸のある方向から見ることになる典型的な「フェイスオン銀河」です。
              天の川銀河やアンドロメダ銀河と共に「局部銀河群」を構成しています。


              アンドロメダ銀河(M31)に続いて撮影しましたが、空の状態は少し良くなっていました。
                → M31はこちら
              ほぼ同じように処理したので、比べてみるとそれぞれの特徴がよく分かるかと思います。
              M31はバルジがとても大きくて、渦状椀部分に若い星が少ないそうで全体的に黄色(赤色)っぽいです。
              一方で、M33はバルジがとてもコンパクトで、渦状椀部分は青っぽいです。

              M33の色合いは前回よりも青みが弱くなりましたが、こちらのほうが自然でしょうかね?
                → 前回はこちら
              一方で星は青み(シアン)がやや強くなったのが不思議です。
              赤いフリンジをできるだけ出さないようにフォーカス調整したからでしょうか?



              M33 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                  地球に近いこともあって、大きいですね。

                  望遠鏡などでは意外と撮影しづらいのですが、焦点距離の長くないカメラレンズでは結構良く写ります。
                  でも渦巻きの構造をもっと鮮明に写し出すには、もう少し焦点距離が必要のようです。
                  M33はM31と比べると、バルジがとてもコンパクトで渦状椀部分が青っぽいですね。
                  そして赤っぽい領域が点在しているような気がします。
               



              NGC752 (ピクセル33%表示で切り抜き)

                  大きめで疎らな散開星団です。
                  どこからどこまでが散開星団なのでしょう?
                  カルドウェルさんが選んだ理由は何でしょうね。
               


               








              2016.10.29 Saturday

              星野写真(60Da、100mm) アンドロメダ座領域2

              0

                60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                この「アンドロメダ座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                  ・M31(NGC224) : 渦巻銀河 (アンドロメダ銀河)
                  ・M32(NGC221) : 楕円銀河 (アンドロメダ銀河の伴銀河)
                  ・M110(NGC205) : 楕円銀河 (アンドロメダ銀河の伴銀河)






                  撮影日時 : 2016/10/24 19:01〜  300sec×18枚
                  撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約-2℃
                  カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                  フィルター : 無し
                  レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                  ガイド : EM11(ノータッチ)
                  処理
                    ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                    ・CameraRaw6 : Raw現像
                    ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                    ・FlatAide : フラット補正
                    ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                  空の暗さ(BC)、透明度(BC)、フォーカス(B)  5段階評価



                StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                この領域は何と言っても ”アンドロメダ銀河” ですね。
                私が学生の頃は ”アンドロメダ大星雲” と呼ばれていました。
                他に目ぼしい天体が無いので日の丸構図になってしまいますが、意外と真ん中に収まらずに苦労しました。

                3つの銀河以外は、全て私たちの住んでいる ”天の川銀河” の中の星々です。
                天の川から離れていても多くの星が写っており、そんな星のずっと向こうに ”アンドロメダ銀河” が見えているのです。

                ”天の川銀河” は ”アンドロメダ銀河” と共に、40個ほどの銀河で銀河群を形成しています。
                これは「局部銀河群」と呼ばれ、大きさは約650万光年ほどだそうです。
                ”天の川銀河” と ”アンドロメダ銀河” は数十億年後には一つの銀河に合体すると言われています。


                撮影の都合上、かなり早い時間帯の撮影になってしまったので、まだ夜空の暗さと透明度はイマイチでした。
                コマ毎に背景が少しづつ暗くなっていったので、Raw現像時に露光量のパラメータで明るさを揃えました。
                フォーカスをそこそこ追い込めたので、前回よりは星の色をあまり壊さずに仕上げることができたと思っています。

                アンドロメダ銀河はオリオン大星雲と共にとても奥が深くて、様々な仕上げ方がありますよね。
                その人の人柄が滲み出るような気がしています。
                私の場合は、とにかく焦点距離が短いので、淡い部分まで炙り出してできるだけ大きく見せようとしています。
                アンドロメダ銀河はバルジがとても明るいけれど、周辺部は意外と淡いので、諧調の割り振りに悩みます。
                元画像ではバルジの中心付近はすでに飽和して白とびしていたので、それを目立たないようにしました。
                結果的に、あまりバルジが目立たないようになっちゃいましたが、このあたりは本当に難しいですねえ。

                前回(3年前)の処理を見直すと、ごちゃごちゃといろんなコマンドでこねくりまわしていました(苦笑)。
                  → 前回はこちら
                今回はそれと比較すると、半分ほどのステップで仕上げています。
                特に意識しないで仕上げたら、銀河の色合いが少し赤っぽくなりましたが、どうなんでしょう。
                少なくとも周辺部分はもっと青みを出したかったです。



                M31、M32、M110 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                    アンドロメダ銀河は、渦巻き銀河としてはかなり大きいそうです。
                    距離的に近いこともあって双眼鏡でも見えます。
                    でもほとんど明るいバルジの部分しか見えないので、写真とはイメージがかなり異なります。

                    近くにお供の銀河(伴銀河)が2つあり、それにもメシエ番号が付いています。
                    M110はすぐに楕円銀河と分かりますが、M32は明るい星のように写っていますね。
                 


                 








                2016.10.13 Thursday

                星野写真(60Da、100mm) アンドロメダ座領域1

                0

                  60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                  メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                  この「アンドロメダ座領域1」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                    ・NGC7662 : 惑星状星雲(青い雪だるま星雲、Caldwell Object C22)

                    ・分子雲





                    撮影日時 : 2016/10/06 22:14〜  360sec×17枚
                    撮影場所 :  山梨県・みずがき湖にて  気温は約+14℃
                    カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                    フィルター : 無し
                    レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                    ガイド : EM11(ノータッチ)
                    処理
                      ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                      ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                      ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                      ・FlatAide : フラット補正
                      ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                    空の暗さ(B)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価



                  StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                  この領域の目玉は「青い雪だるま星雲」なのですが、100mmレンズでは全く歯が立ちません。

                  しかし前回の撮影で分子雲らしきものを見つけたので、それを主題にして撮り直してみました。
                    → 前回はこちら
                  前回にそれらしきものと思った部分は丸印で囲ってあります。
                  写真星図で調べてみたのですが、番号等は分かりませんでした。

                  どうも写野の下半分の領域全体に淡いもやもやのようなものが見られます。
                  もっと下側を撮ってみれば良かったですね。

                  とても淡くて、炙り出そうとすると星像が大きくなってどんどん煩わしくなってしまいます。
                  これでもかなり注意して処理したのですが、私にはこれ以上は無理です。

                  撮影対象は天頂付近だったので、街明り等によるカブリの影響は少なかったと思います。
                  でもこの日は夜空が少し赤っぽくて、それのムラが気になりました。
                  明るさと色合いのムラはグラデーションマスクを使ってできるだけ補正しましたが、どうしても残ってしまいます。
                  かと言ってフラットエイドを使うと淡い分子雲自体を消えてしまう危険性があります。
                  そこで今回はRGB画像を一旦Lab画像に変換して、色成分であるa画像とb画像だけにフラットエイドを適用してみました。
                  目的は達成できたと思っているのですが、どうでしょう?



                  NGC7662 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                      無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。
                      矢印の先の天体が「青い雪だるま星雲」です。
                      とても小さくて、私の光学系では恒星と区別がつきません。
                      まあ青いと言えば青いですが、、、(苦笑)。
                   



                  分子雲 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                      3ヶ所を切り出してみました。
                      左上と右下は分子雲のようですね。
                      でも右上は背景のムラか暗黒星雲のような気がします。
                   


                   








                  2016.09.22 Thursday

                  星野写真(60Da、100mm) カシオペア座領域2

                  0

                    60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                    メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                    この「カシオペア座領域2」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                      ・M52(NGC7654) : 散開星団
                      ・NGC7635 : 散光星雲 (バブル星雲、Caldwell Object C9)
                      ・Sh2-155 : 散光星雲 (洞窟星雲(Cave Nebula)、Caldwell Object C11) ※ ケフェウス座
                      ・Sh2-157 : 散光星雲 (クワガタ星雲)

                      ・NGC7380 : 散光星雲 ※ ケフェウス座
                      ・NGC7538 : 散光星雲
                      ・NGC7789 : 散開星団






                      撮影日時 : 2016/09/09 23:53〜  360sec×17枚
                      撮影場所 : 山梨県・みずがき湖にて  気温は約+16℃
                      カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                      フィルター : 無し
                      レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                      追尾 : EM11(ノータッチ)
                      処理
                        ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                        ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                        ・StellaImage6.5 : デジタル現像
                        ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                      空の暗さ(BC)、透明度(B)、フォーカス(AB)  5段階評価


                    StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)



                    この領域は ”カシオペア” と ”ケフェウス” の境界付近で、秋の銀河(天の川)に沿って切り出した構図になります。
                    星がびっしりとちりばめられていて、その中に暗黒帯と赤い散光星雲が散在する様子はとてもカラフルです。
                    メシエ天体として散開星団があり、カルドウェル天体として散光星雲が2つもあります。

                    この領域の散光星雲は意外と淡いです。
                    バブル星雲のバブルのすぐ近くの部分は比較的明るいのですが、
                    それ以外は洞窟星雲もクワガタ星雲もそれほど明るくはありません。
                    だから透明度の良い空でたっぷり露光してやりたいです。

                    でも、この日は天気が安定しなくて、安定した晴れ間は1時間ほどしかありませんでした。
                    その前後も含めて3時間ほど撮影して、雲の影響が少ない6枚も含めて17枚を使っています。
                    地平高度がかなり高いこともあって、空の透明度は比較的良好でした。
                    1枚当たりの露光時間は天気の状態を考えて短めにしたのですが、正解だったと思います。

                    処理は非常に難航して何度もやり直しました。
                    無数の星と淡い星雲の雲合わせですからねえ。
                    そして全体の印象でうまくいったかなと思っても、星雲を切り出す段階で「こりゃ駄目だ!」となってしまうのです。
                    結局、全体の印象を大事にして、星雲のあぶり出しはほどほどにして、星の仕上がりも大切にしました。
                    不満な部分はたくさんありますが、今はこのあたりが精一杯です。

                    銀河(天の川)の中と言っても、左下側と右上側とでは色合いがかなり違いますね。
                    参考にできるような画像が見つからなかったので、この色合いは自信がありません。
                    この領域の撮影は3度目なのですが、難易度は非常に高いと痛感しました。
                      → 前回はこちら



                    M52、NGC7635、NGC7538、Sh2-157 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        カシオペア座には散開星団が40以上もあるそうで、その中で最大級のものがこのM52です。
                        その右下にある明るい星雲が「NGC7635(バブル星雲)」です。
                        でも私の写真では、名前の由来は良く分かりませんね。
                        もっと拡大撮影すると、綺麗なシャボン玉が浮かび上がってくるそうです。

                        「Sh2-157」はクワガタ星雲と呼ばれています。
                        淡い星雲ですが、何とかクワガタの頭と角が分かりますね。
                        「NGC7538」は小さいですが比較的明るいです。
                        そしてその上に淡くて大きな星雲が広がっていますね。
                     



                    Sh2-155(洞窟星雲) (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        左上の星雲が洞窟星雲と呼ばれている「Sh2-155」です。
                        色合いがとてもきれいですが、思っていた以上に淡いです。
                        輝線星雲の最も明るいカーブに隣接している東側の暗いラインが深い洞窟に見えるようです。

                        右下の星雲は「Sh2-154」のようです。
                     



                    NGC7380 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        散開星団と散光星雲が重なり合っていて、鳳凰星雲という名前があるようです。
                        ハーシェルが見つけた時は、散開星団として記録されていたようです。 
                        画像全体の印象で仕上げているので、明るくなってしまっています。
                     



                    NGC7789 (ピクセル50%表示で切り抜き)

                        散開星団としては、写真ではM52より立派に見えますね。
                        彗星捜索などで有名な天文家であるレビーが大好きな10天体に選んだほどの散開星団だそうです。
                        メシエ番号が付いていないのが不思議なくらいです。
                        これも画像全体の印象で仕上げているので、明るくなってしまっています。
                     


                     








                    2016.09.16 Friday

                    星野写真(60Da、100mm) みずがめ座領域3

                    0

                      60Daと100mm中望遠レンズによる星野写真シリーズです。
                      メシエ天体(全て),カルドウェル天体(一部),その他の面白そうな散光星雲や暗黒星雲、が対象です。


                      この「みずがめ座領域3」には、以下の天体があります。 (※ 領域名は私が勝手に付けています。)
                        ・NGC7293 : 惑星状星雲(らせん状星雲、Caldwell Object C63)






                        撮影日時 : 2016/08/31 22:50〜  240秒×25枚
                        撮影場所 : 山梨県・みずがき山自然公園にて  気温は約9℃
                        カメラ : EOS 60Da (ISO1600、RAW)
                        フィルター : 無し
                        レンズ : EF100mm F2.8 Macro (F4.0)
                        追尾 : EM11(ノータッチ)
                        処理
                          ・RAP2 : ダーク減算、フラット補正
                          ・CameraRaw8.5 : Raw現像
                          ・StellaImage6.5 : デジタル現像、Lab色彩調整
                          ・FlatAide : フラット補正
                          ・Photosop CC : コントラスト調整、色合い調整、等々

                        空の暗さ(C)、透明度(C)、フォーカス(AB)  5段階評価



                      StellaNavigator での写野 (恒星は9.5等まで、星雲星団は12.0等までを表示)




                      この辺りの星座はほとんど馴染みが無いので、フォーマルハウトから辿っていきました。

                      この領域の主役は、大きな惑星状星雲である「らせん状星雲」です。
                      惑星状星雲としては異例の大きさですね。 
                      試写画像を裏面モニターで見たところ、淡いですが存在はすぐに分かりました。 

                      南側で地平高度がそれほど高くないこともあって、空はやや明るくて透明度もイマイチでした。
                      そのためもあって、撮影枚数は多めにしています。
                      前回はフォーカス調整に失敗してしまいましたが、今回はうまくいきました。
                        → 前回はこちら
                      コントラスト強調は控え目にして、星と惑星状星雲の色合いを大事に仕上げたつもりです。



                      NGC7293 (ピクセル100%表示で切り抜き)

                          惑星状星雲としては大きいとはいえ、やはり小さいので
                          無理を承知で100%表示で切り抜いてみました。

                          太陽系に最も近い惑星状星雲の1つなので、かなり大きく見えます。
                          だいたい満月の半分くらいだそうです。
                          色合いがとても綺麗で、中心部は神秘的なブルーで、その周りを淡い赤色の星雲が取り巻いています。
                          左上側にもとても淡い星雲が広がっているように見えるような気が、、、。
                       


                       








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