星空が好き、猫も好き

しばらく「宇宙物理学」のブログになります。
星空がきれいな晩はどこかへ出かけたいなあ

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2011.12.18 Sunday

ふたご座流星群の夜

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    記事を書くのが少し遅くなってしまいましたが、
    私も12/14の晩は、ふたご座流星群を見に出かけました。
    場所は、いつもの山梨県高根町の農道です。

    天気はずばり快晴です。

    月齢19の月がとても明るいので、以下の条件で撮影しました。
       ・ISO1600、絞り2.8、露光時間10秒
       ・JPEG (枚数が多くなるのでJPEGとしました。)


    まず1台目は、EOS 5DMark2に24mm広角レンズです。
    固定撮影で連続撮影をしました。
       ・レンズの後ろに、Lee Soft-3 Filterを付けています。
       ・星が目立たないので、流星が写ったコマとその後の2枚で比較明合成しました。

    23:10


    八ヶ岳のすぐ上に流星が写りました。


    23:52


    今夜写った流星は3個で、これが一番明るいです。
    これでも肉眼では、かなり明るく見えるのですがねえ。

    もう1台のカメラのレンズが曇ってしまったので、ヒーターを付けたりしていて、構図が少し上向きになってしまいました。


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    2011.11.19 Saturday

    しし座流星群の思い出 (4)

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      2001年しし流星群の思い出の最終回です。

      今日の写真は、対角魚眼レンズで固定撮影したものです。
      共通データ
        撮影場所 : 山梨県・高根町
        レンズ : EF15mm対角魚眼 F2.8 開放
        フィルム : FUJICOLOR PRO400

      1998年のしし座流星群のときの「対角魚眼レンズは、流星の撮影にはあまり向かない」との反省から、今回は予備的に使いました。
      でも、それが嬉しい大誤算になりました。


      1:40−2:10


      1:47に出現した大火球と、その後に残った痕を、重ねてみました。(10分露出のネガ3枚を比較(明)で合成)
      空全体が一瞬ぱっと明るくなったほど明るい流星で、その後に痕がしばらく見えていました。
      写真には1間近くも痕が写っていました。


      3:20-3:50


      これは、3:20−3:50の30分間に撮影した6コマを合成したものです。(背景は3:25〜3:30のものを使用)

      肉眼では、数分間でこんな感じでした。
      あちこちで流星が流れるので、どこを見ていればいいのやら。
      でも、どの方向を見ていても、たくさんの流星が見れました。
      しし座から離れた方向では、経路の長い流星が見れて、かえって派手だったかもしれません。
      八ヶ岳の上空が赤っぽくもやもやしているのは、複数の痕のようです。


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      2011.11.18 Friday

      しし座流星群の思い出 (3)

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        2001年のしし座流星群の思い出で、昨日の続きです。

        今日の写真は、カメラを赤道儀に載せてガイド撮影したものです。
        だから、星が線ではなくて点に写っています。
        右側に「しし座」、左側に「北斗七星」を配置しています。

        共通データ
          撮影場所 : 山梨県・高根町
          レンズ : SIGMA 24mm F1.8→2.0
          フィルム : FUJICOLOR PRO400

        でも、初めて使用したレンズ(この日のために買ったものです)のため、ピントの調整に失敗してしまいました。
        AFレンズは天文用には使い難いです。
        残念です。
        本当に流星雨になるのなら、もっときちんと準備しておくんだった!


        この場所は低空が少し明るいので、2時少し前から撮影を始めました。
        1:50から4:20まで、5分露出で撮りました。
        カメラを赤道儀(EM10)に載せて、ガイド(追尾)は任せきりです。
        しし座と北斗七星を入れたこの構図は、1998年の時に、このあたりに流星がたくさん飛んだ印象があったからです。
        空気も乾いていて風も吹いていたので、レンズが曇る心配はありません。
        ときどき時計を見る以外はぼぅ〜と流れ星を見ていました。
        あまりにたくさんの流星が飛ぶので、数を数えることすら忘れていました。


        下の写真は、2:15−4:20までの125分間に撮影した25コマを合成したものです。






        まさに一点から放射状に飛んでいるのが分かります。
        こんな写真が撮りたくて赤道儀にカメラを1台載せてガイド撮影していたのですが、夢が現実になりました。
        初めは緑色に発光して、その後は明るい流星ほどピンク色に発光しています。

        最後に撮影した画像を背景に使って、流星を切り出して貼り付けていったのですが、その数は160個にもなりました。
        こんな凄いことになるのならば、レンズのピント出しをちゃんとしておけばと悔やまれます。

        周辺減光が大きくて、背景の明るさや色の偏りが大きいので、元画像を使ったフラット補正を行ないました。
        そのため、背景(夜空)の色がちょっと不自然になってしまいました。


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        2011.11.17 Thursday

        しし座流星群の思い出 (2)

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          10年前のしし座流星群の思い出です。

          いよいよ2001年11月18日を迎えました。
          明日の月曜日は、もちろん休暇をとってあります。

          天気予報はずばり晴れ。
          でも八王子は雲が多くてちょっと心配しましたが、いつもの山梨県・高根町は快晴でした。
          23時頃に着くと、後から車が2台入ってきました。
          1998年の時に出会った韮崎の人達です。
          昨晩は別の場所で見たそうです。

          最近邪魔だなあと感じていた韮崎のサーチライトが、今日は回っていません。
          ホテルはつぶれたのかな?

          今夜は3台のカメラで撮影する計画です。
            ・24mm広角レンズで固定撮影
            ・24mm広角レンズでガイド撮影
            ・15mm対角魚眼レンズで固定撮影

          準備を始めると、時々明るく長い流星が飛びます。
          これは期待できるかなと見ていると、だんだん数が増えていきます。
          そして明るい流星が多いです。

          1時半から5分露出で撮影しようと考えていたのですが、早めに撮影を開始しました。
          1:47頃に、北の空に火球が飛んで流星痕がたなびきました。
          うちの奥さんも車から出てきました。

          2時を過ぎると、ますます数が増えていきます。
          数個がまとめて飛んで、少し休んで、またまとめて飛びます。
          農道にライトをつけた車が何回か入って来ました。

          3時過ぎには、1秒に1個の割合で流星が乱れ飛んでいます。
          どこを向いても流星が見えます。
          視野の端に明るいものが見え、そちらを見ると流星痕が見える、といった状態が頻繁に起きています。
          1999年の流星雨のNHKの映像のように、地平線近くに流星が降り注いでいます。
          夢のような光景です。

          冷静な行動ができません。
          固定撮影中のカメラを、シャッターを切らないで構図を変えてしまいました。
          臨機応変な行動もできません。
          前もって考えていたことしかできないのです。

          4時を過ぎても、収まる様子がありません。
          八ヶ岳に流星が降り注いでいたので、1台のカメラをそちらに向けました。

          5時前に家路につきましたが、運転しながら、明るくなった空に数個の流星を見ました。
          まるで夢のような一夜でした。

          その日のうちに同時プリントが出来上がり、おびただしい数の流星が写っているのを見て、またまた驚きました。

          下の図は、5分露出のネガに写った流星の数の推移です。
          青いマークは15mm対角魚眼レンズの固定撮影で、オレンジ色のマークは24mm広角レンズの固定撮影です。
          ピーク時には、5分露出のネガに20個以上の流星が写っていました。
          その頃は、肉眼では、およそ1秒に1個程度の流星が見られました。



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          2011.11.16 Wednesday

          しし座流星群の思い出 (1)

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            2001年のしし座流晴雨から、早いもので10年が経ちました。
            そこで今日から、4日間にわたって「しし座流星群」の思い出をご紹介したいと思います。

            まず今日は、1996年から2000年に関してです。


            1996年

            大出現が期待される1998年が近づくにつれて、しし座流星群の話題がいろいろと聞こえてきます。
            でも、この流星群はまだ見たことがありません。
            そこで、本番の年に備えてリハーサルも兼ねて、11/16の晩に出かけることにしました。

            このころはまだ星見の場所をよく知らなかったので、山梨県・明野村の広域農道の道端に車を停めました。
            深夜になると車の通行はあまりありません。

            22時過ぎから3時過ぎまで見ていましたが、あまり流れませんでした。
            しし座流星群は、母彗星が回帰する年以外はあまり流れないようです。
            それにしても、観測場所を探す必要がありますね。


             1996/11/16 22:36  FD24mm F1.4→2.0  固定撮影(5分)  トリミング : 90%×90%
             FUJI SuperG ACE 400  山梨県 明野村


            5分露光の固定撮影を繰り返しましたが、流星は写りませんでした。


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            2011.10.08 Saturday

            ジャコビニ流星群(1998年)

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              今年はジャコビニ流星群が期待できるそうです。
              今夜の夜半過ぎから明日の早朝です。

              でも残念ながら日本での条件はよくありません。
              期待される極大時刻は日本時間の早朝で、放射点がかなり低いです。

              ジャコビニ流星群と言えば、1972年に流星雨が期待されていながら、空振りに終わったことが有名ですよね。
              私はあまり記憶に無いのですが、その当時はかなり大騒ぎだったことは覚えています。



              私は1998年にこの流星群を見ました。
              いつもの高根町で、快晴でしたが月(月齢18)がとても明るかったです。
              極大の予想は明け方でしたが、23時頃という予想もあるので、早めにと思って22時頃に着きました。

              三脚とカメラを用意していると、車の中から妻が出て来て、流星が飛んでいると言います。
              見ていると1分間に1個ほど飛んでいます。
              いや、飛ぶと言うより、「のたあ〜」とゆっくり動いています。
              これがジャコビニ群の特徴なのでしょうか?
              22時半ごろまではかなりの数が見られましたが、その後は少なくなり、やがて全く見られなくなりました。

              22時前後に、ZHR=720というちょっとした流星雨だったようですね。
                ZHRとは、放射点が天頂にあり、月明かりもなくて6等星まで見える星空の場合に換算した1時間当たりの出現数です。

              カメラに残っていたフィルムを使ったのですが、帰宅して出してみたらISO100のリバーサルフィルムでした。
              これでは流星が写るわけはないですね。
              M字型の ”カシオペア” の下に ”ケフェウスの五角形” が横になっていて、さらにその下に輻射点のある ”りゅう座” があります。


               1998/10/08  EF15mm F2.8→2.8  固定撮影(5分)
               トリミング : 96%×96%  Kodak E100S  山梨県 高根町


              夏から秋の銀河(天の川)が、月明かりにも関わらずうっすらと写っています。
              今よりも花を栽培しているハウスもずっと少なく、農道も舗装されていません。


              この夜は猫のごん太も一緒でしたが、僕らが外で騒いでいる時に何をしていたのでしょうか?
              大人しかったから寝ていたのかな?
              ジャコビニ流星群を見たとしたら、とても珍しい猫ですよね。



              「僕はね、寝てたよ。 だって車の中でひとりだったんだもん。」


              この年は、ジャコビニ流星群,しし座流星群,ふたご座流星群と、たくさんの流星が見れました。

              このころは、母彗星の軌道から流星群の予想がなされていました。
              その後、ダストトレイルの考えで予想がなされるようになり、2001年のしし座流星雨を見事に的中させました。
              さあ、今宵のジャコビニ流星群はどうなるでしょうか?










              2011.08.13 Saturday

              ペルセウス座流星群にそっぽを向かれています

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                このところ何年もペルセウス座流星群にはそっぽを向かれています。


                昨日もずっと迷っていましたが、21:30のGPV気象予報を見て出かけるのをやめました。

                昨日お話ししました1996年以降で、出かけたのはたった1回です。

                やはり1996年のことがトラウマになっているのでしょうか?
                私がよく出かける八ヶ岳周辺は、夏の夜はあまり晴れないのですよね。
                昼間はよい天気でも、日が沈んで気温が下がってくると雲が多くなってしまうのです。



                2007年の8月は、太平洋高気圧が非常に強くて猛暑が続いていました。
                そして天気が安定していました。
                いつもの高根町に出かけて、22時過ぎに着いたのですが雲が多いです。
                どうして?
                家を出るときはよく晴れていたのに。

                それでも1時間ほどは部分的に雲が切れて、幾つか流星も見れました。
                そして0時前には完全に曇ってしまい、1時過ぎまで待ちましたが駄目でした。


                 2007/08/12 23:30  EF16-35mm(16mm) F2.8→2.8  固定撮影(59秒)
                 EOS 20D JPEG、ISO1600  山梨県 高根町


                この写真が最も晴れた頃でしょうか?
                天頂付近には ”夏の大三角” が位置し、夏の銀河(天の川)も見えました。


                後で調べると、蓼科では快晴だったようで、場所の選択に失敗したようです。
                夏場は、星見の場所の決定打を持っていません。
                だから結局出かけないことが多いのかも?

                山麓はダメで、もっと標高の高い所が良さそうですね。










                2011.08.12 Friday

                晴れ間を追いかけて (15年前のペルセウス座流星群)

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                  百武彗星を見て、「天文少年?」に戻ってしまった15年前のことです。


                  ペルセウス座流星群を見に出かけることにしました。

                  とりあえず中央高速で八ヶ岳方面を目指しましたが天気が良くありません。
                  どうしようかなあ。
                  でも常に前方の低空だけが明るくて、晴れている気がします。

                  小淵沢を過ぎて、諏訪まで来ましたが、状況は変わりません。
                  岡谷で長野道へ入り、松本を過ぎて長野まで来てしまいました。
                  長野で高速を降りて戸隠まで行ったのですが、ここも雲が多いです。
                  あちゃ〜っ。

                  さすがに疲れてきたので戻ることにしました。
                  姨捨(おばすて)SAで休憩したのですが、この辺りは晴れています。
                  うちの奥さんが「少し先が暗かった」と言うので、麻績(おみ)で下りて聖(ひじり)高原という所 に行ってみることにしました。
                  初めての所で、しかも夜ですが、カーナビがあるので何とかなるでしょ。

                  聖高原キャンプ場に23時過ぎに着きましたが、空は暗くて良い場所です。
                  テニスコートに入って、寝転んで流星を見ました。

                  でも1時間ほどして車が1台やってきて、おっさんが怒鳴り始めたのです。
                  私たちに怒鳴っているわけではなくて、ただの?酔っ払いのようです。
                  ちょっと興ざめして、疲れもあるので、帰りました。


                  夏の大三角

                    1996/08/13 00:11  FD24mm F1.4→1.4  固定撮影(5分)
                    FUJI SuperG ACE 400  トリミング : 75%×75%  長野県 聖高原


                  流星は幾つか見れましたが、写真には写りませんでした。
                  夜空がとても暗いので、固定撮影でも夏の銀河(天の川)や赤い散光星雲が写っています。


                  まだ自宅にインターネット環境が無くて、リアルタイムで詳細な天気を調べられなかった時代の話です。










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